第8話 オ・ナーラ神力特訓法
1日空いちゃいましたね。まあ許せ。
(何様だ?てめぇは)
葵も去って、ヴェル師匠も落ち着いたのか、修行の準備を始めた。
準備と言っても1度パチンッと指を鳴らしただけだけどな。
でもヴェル師匠が指を鳴らした瞬間、俺の部屋の壁に橙色の薄い半透明の幕がかかった。
ヴェル師匠曰く、この幕は俺の部屋を守る保護幕であるのに加えて、これがある間はこの部屋と、この部屋にいる存在を外部の人は忘れてしまう効果のある帳だとか結界だとかのようなものらしい。
....これ便利だな。できるものなら、是非とも覚えさせていただきたい。ナニのためとは言わないが、
だってぇ!俺も高校生だもん!親フラは何かと怖いお年頃だよ!?
「さて、準備も完了したことだし早速始めるとしよう。今日から翠少年に行ってもらう特訓は、ワタシのマ...母様が生みだした神力を『感じる・動かす・変化させる』の全てを鍛えることのできる特訓法だ。
君にも聞こえるように発音するなら、【オ・ナーラ神力特訓法】というものだ。」
「え?今ヴェル師匠、何特訓法って言いました!?」
「.......? オ・ナーラ神力がくしゅ...!
い、いや違うぞ!神界語ではそんな意味は全くなくてだな...!
ワタシの母様の名前が『ナーラ』で、『オ』は「〜の/〜による」みたいな意味を持っていてだな...!
とにかくたまたまだ!たまたま!!」
まあ、あるよね。
言葉の発音が、異なる言語では違う意味を持っているものに聞こえるってやつ。
あ〜びっくりした。かっこ美しい真面目な顔で急におならとか言うんだもん。(笑)
「まあ、ヴェル師匠。
事情はわかったので、ひとまず特訓を始めましょう?
俺にその神力特訓法を教えてください。」
「...コホン。そうだな。
オ..オ・ナーラ(小声)神力特訓法には3つの段階があってだな「あの、恥ずかしいなら無理して言わなくていいですよ?」
「ン"ン"ッ!! 翠少年少し静かにしていてくれ...。」
いや、そんな顔赤くして言うくらいなら言わん方がいいっすよ。俺だって濁して言ったし。
なんか、ヴェル師匠が実は姉御気質なんじゃなくて、頑張ってお姉ちゃんをしているだけに見えてきた。
なんだよー。かわいいかよー。
あの、うちは健全が売りなんで、やめてもらっていいですか?
(誰もなんとも思ってねぇよ)




