決着と休息、そして今後の話
「ありがとう、感謝を送られるべきガゼルの人、お姉ちゃんはこじょが元気に育てます」
「育てるまではしないでいいと思うが、これ位しかできなくてすまんな」
「感謝を送った、謝罪はいらないガゼルの人、それじゃ、さよなら」
「ああ、さよなら」
手を振るこじょにゅぬは世界の中へと帰っていく。
執事はすでに世界の中にサーリョックォを探してに行ってるので、これで私の役目はすべて果たされたという事になる。
「ガゼルの人!! 彼女さんと仲良くね!!」
最後に一言私に言ってこじょにゅぬは世界の中へ消えた。
「……帰ろっか」
「そうだな、と言いたいところだが、私は今の状態では初希と共に帰れないから器を作らなければならない、また少し時間がかかる、初希はその間どうしたい? 帰るか? 私についてくるか?」
「う~ん、色々ありすぎて疲れたから帰りたいな、他の世界ってなんか怖いし、それに、わたし、もう家で待っていても不安にならないから」
初希は私に笑顔を向ける。
そうだな、私の秘密は話してしまったし、初希はそれを受け入れたうえでまだ私の恋人でいてくれる。
考えると、嬉しくなって気分が昂り、涙が出てきそうだったが、初希の前だったので抑えた。
「じゃ、いってらっしゃいガゼル、帰ってきたらまた一緒にどこかに行こ?」
「そうだな、今回のお詫びも兼ねてどこでも連れて行こう」
「やった、楽しみにしてるね」
ガッツポーズをする初希の笑みはとても輝いていた。
初希を転移させた後、私は再び友人に連絡を取り、その場から飛び立った。
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「ずいぶん早くないかい? 前に器を直した後に確かにまた会おうって言ったけどさあ、ま、こっちとしてはキミといると退屈しないから問題はないけどね」
「そう言ってくれると助かる、ああ、疲れた、よく休んだと思った矢先にこれだから困る」
湯につかり、天井に映し出される疑似的な空を見ながらモヂワクォメと語らう、あれからすぐにこの世界に来て、初希の元に早く行くために器づくりを始めた。
今はその合間、休憩の時間だ。
「それにしてもエンドフォグの大群ねぇ、分裂して増えまくったならともかくもともとから大群だったの?」
「そうだ、まるでどこからか集められたみたいに、というか集めたのだろうな、そしてエンドフォグと海魔を合体させて操っていたヤツがいたし、そいつはもう消えてしまったが」
「そっか、そうなるとまだ気は抜けないのかな、キミにちょっかいかけるヤツの中でそんなことできるのマリィコールズ位だとは思うけど」
「おそらくはそうだろうな、奴らが私が暮らす世界を見つけて、しかも攻撃を仕掛けてきたと考えるのが一番だろう、まだ確証はないがな、今度ソゥヲバーリュに聞く、その時は……」
「もちろんボクも協力するよ、キミがかなり困っているみたいだしね、今はゆっくりと身体を休めてから彼女さんに元気な姿を見せてあげなよ、それと、前にキミと約束した一緒にどこかへ行く約束もどこかで果たしてもらわなきゃ」
「わかっている、そうだな、コーポィアスも呼んでどこかで思いっきり羽を伸ばそうか」
「コーポィアスか、久しく会ってないけどおそらく燃えるように元気なんだろうね」
「そうだな」
天井は満点の星空を映し、私達はそれを見ながらおしゃべりをして今後の事を考えながらも休息をするのであった。




