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全ての元凶となるネギの話

6/24誤字の修正をいたしました

「お前またいつものかよ?」

「いや今度のは絶対効くって」

「じゃあ今度やれよ?」

「いいさ今度こそ僕が正しいって証明してみせるさ!」

売り言葉に買い言葉だった。

その日、僕と友人の相川はいつものように雑談をしながら学校から帰っていた。

相川は学力良好の優等生

対して僕はサボりと赤点の常習犯

そんな僕達が友達になったのは一重に、二人とも友達が少なかったからだ。

相川は超が付く程の現実主義者

僕はこれまた超が付く程のオカルトマニアだった

ベクトルは全く違うが、二人とも学校ではかなり浮いていて、

「はーい、それじゃあ二人組になって」

などと言われた時には、いつもペアになってしまっていた。

しかし、片や現実主義者、片やオカルトマニアとなると必然的に論争が多くなる訳でこの日も多分に漏れず「風邪をひいたときのネギの効用」について争っていた。

僕は108本のネギを身体に巻きつける事によって、風邪のみならず、ありとあらゆる病気にきく、という主張をしたのだが、

「いや、それはないだろう」

の一言であっさり相川に切り捨てられ、むきになった僕が反論し冒頭に至る、という訳だ。

「みてろよ!明日学校で超健康体になって来てやるからな」

「ていうかお前、元から超健康体だろ?まぁ、明日な」

「絶対だぞ」




このやりとりをしたのが昨日。

その後僕は、約束通りネギを108本巻き付けて、そのまま寝てしまった。

そして、目が覚めたら…

「ここは…森……だよな?」

思わず口に出してしまう程に、360度見渡す限り森だった。

「最近のネギには幻覚効果があるんだなぁ」

「おいお前」

軽く現実逃避していると、不意に背後から声をかけられた。

「お前が私の使い魔か?」

これにて序章は終了です。

次回からはギャグも多めになると思いますので、

どうか次もよろしくお願いいたします。

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