VOL144 「大宮エリー」
芸能人には詳しくなくて、
テレビか映画で何度も顔を見る
ひとしか知らない。
なんとも幅広い分野で活躍していた
大宮エリーのことは最近エッセイを
読んで知ることになる。
画家、脚本家、CMディレクター、
映画監督、コピーライター、
ラジオパーソナリティ、演出家、
作家、エッセイストなどで活躍したが
残念ながら去年49歳で亡くなった。
その多彩な才能とキャラクターから
多くのひとに親しまれていたようだ。
おとつい1周忌となり、交流のあった
何人かの芸能人がネットにコメントを
投稿している。
同日、MONGOL800のキヨサクという
ひととの共作の絵本が発売された。
自分でもこうして海外ひとり旅、
高校の講師をしていた時や
アメリカンバーを経営していた時の
エピソード、その他いろんな体験など
300回くらい書き続けてきているけど
大宮エリーの体験エピソードは
バラエティに富んでいて面白いなあ。
エッセイ本を3、4冊読んだ。
VOL138で書いた岸本佐知子の感性や
文章もブッ飛んでてとにかくスゴいけど
こちらは気楽に読める。
東大を卒業、コピーライターとして
7年勤務した後に大宮エリー事務所を
立ち上げて幅広い活動を始めた彼女は
多くの芸能人と交流していく。
自身のイベントにゲスト出演した
加山雄三と肩を組んで合唱して
感激したり、
南こうせつから「神田川」の
イントロをヴァイオリンで
弾いてほしいと頼まれて
プレッシャーを感じたり、
などステージでは貴重な経験をする。
とにかくいろんな有名芸能人と
飲んでは完全に記憶を失くして
翌朝失礼がなかったか心配になって
連絡したりが続く。
高い場所にいるゴキブリを熱湯で
退治しようとしたら
自分にかかってしまい大やけど。
薬剤師の国家試験をサボって
リオのカーニバルを観に行った時は、
黄色のビキニ姿でバスに乗って
乗客から注目された後に
夜のスラム街を疾走することになる。
たびたび登場する強烈キャラクターの
おかんとのやり取りはせつなかったり
笑ってしまったり。
おかんが洗濯すれば家じゅうの
ドアノブにエリーのパンツが1枚ずつ
干されている。
おかんは暖房費がもったいないからと
エリーが長年使っていなかった
スキーウェアを部屋着として着用。
きついからと勝手にハサミで
袖口とかを切ってしまう。
それを着てコンビニにも行く。
大宮エリーを可愛がっていたおかんは
あまりに早い娘との別れに
とてつもないショックを
受けているだろうと思えて気の毒だ。
行動力と感性。
人生を楽しむためには
大切なキーワードなのかなあ。




