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プロローグ
こんばんわ?
――――痛い、痛い、痛いッ
矢が地面を突き刺し、埃が舞った。火を伴い、焼けるような、どうしようもない痛み。
「…ぁ…」
喉から飛び出る声が、自分でも嫌な程に聞こえた。耳鳴りがひどく、体から警報が大きく鳴っている。視界は赤く点滅し、自分の涙で視界が歪んでいた。
「絶対、今度こそ――――」
萎れた声が、頭上からやけに大きく聞こえる。
ねぇ、今、何回目……? 僕は何回戻ればいい?
「もう、いい……」
声は萎れていて、うまく喋れない。
何度、戻っても。何度、戻っても。
僕は結局、救われなかった。
救えなかった。
静かな呼吸の中で、最後に見たのは揺れる紅いピアスだった。
次の話は本編でございます。
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