第0話 召喚前日
登場人物の簡単な説明です。プロローグ的な面もありますけど、興味ない方は1話へ進んで大丈夫です。
正直、見ても見なくてもあんま変わりません!
どんどん追加で更新していくので、気になる方はどうぞ
「急で本当にすまない。だが、ヒューマ!君なら父上も認めると仰ったんだ……!」
一国の王子による唐突な勢い任せの申し出に驚きを隠せず、開いた方からは「?」しかでない。
グレイフィ・シル・アグレイド。
皆からの彼への第一印象は『非の打ち所がない好青年』だろう。
綺麗な金色の髪は、前までは後ろで結ぶほどには長かったが、今は短く整えられている。紫眼との相性も良い。
身長は180cmと高身長、人当たりの良い性格は来る者は拒まずであり、国民からの信用も厚い。
透き通る声は聞き心地が良い。
身に纏う衣類は様々魔術が編み込まれ、汚れることも暑さや寒さを気にする必要もない。
男でもふとした瞬間に惚れてしまいそうになるほどの美形であり、彼の流し目でファンになった女性国民がどれほどいるかはいずれ知ることになる
そんな男からの要求とは『勇者の導き手』である。
「無理ですよ、と言っても陛下が認めた以上ほぼ強制じゃないですか……」
グレイフィの要求に対し、そんな物言いをするのは
グレイフィの親友、幼馴染である俺。
ヒューマ・エル・メイダット。
メイダット侯爵家の嫡男であり、グレイフィに忠誠を誓った『騎士』。
雪を彷彿とさせる白髪に金眼といったどこか神秘的な色合いは父と母の遺伝によるもだろう。
身長はグレイフィより少し小さい176cmと男性の平均を上回るほどであり
鍛えられている肉体には無駄な筋肉はなく、動きやすく、そして剣を振うための筋肉のみが求められている。
温厚な性格は母親似、努力家な所は父親似。
身に纏うのは『真・騎士』らしい軍服であり、胸元に縫い付けてある王国の紋章は誇りそのものだ
腰にかけてある剣は『魔杖剣』といい、剣を杖として使うことができる。
整った容姿はさすが貴族と称賛するべきだろう
「前日で申し訳ない……!あの阿保どもがいつまでもいつまでも……んんんああああ腹立たしい!!!」
怒り心頭といった様子の王子は貴族のじいさん共の愚痴が止まらないようで、もはやストレスで禿げてしまいそうで心配になってしまう
「……なにが不満って、貴方の側に居られなくなってしまうのが嫌です。すごく」
「それはまぁ、俺もだが」
『導き手』になるならば勇者に付きっきりなのは間違いない。つまり、必然的にグレイフィの元に居られる時間が減る
ヒューマにとってグレイフィは心の安定剤だ。
3日会えなければ1週間は気分が落ち込んでしまう
「条件がいくつかあります。2日に1度は顔を合わせてください、俺と。勇者様の人数によっては私が選出した人員の助太刀を認めてください。3つ目は――」
「いいだろう。交渉成立だ!明日から頼んだぞ」




