I Feel Alright
シリーズ『死の舞踏 ~ダンスマカーブル~』お読みいただきありがとうございます。
『虚飾の水鏡』『死の接吻』
この二作品は、1988年~1995年に描かれた漫画4本、小説1本をリメイクしたものです。
1992年 個人誌『PHANTASMAGORIA』
・漫画【DAZZLING BOY】
・漫画【闇の殺意】
1995年 個人誌『Danse Macabre』
・第一部 漫画【SAINTLY EVIL BOY】
・第二部 漫画【MISTY TOMORROW】
・第三部 小説【KISS OF DEATH】
若気の至りでとにかく趣味に走りまくっていて、目を覆いたくなるようなタイトル、読者置いてけぼりの内容でした。
リメイクするにあたって、見なかったことにしてかなり端折りました。
20部程しか作らなかったので、やたら製本に力を入れたコピー本。
【DAZZLING BOY】
1988年。
土下座したい程、絵が下手。こんな酷い絵を読ませてごめんなさい。
1985年〜1992年の麻生の活動記録本という事で、あえて描き直さなかったのが裏目に出ています。恥ずか死ぬ。
『虚飾の水鏡』の京也のパートと『死の接吻』の“Dance With Me”は、これを元に肉付けしました。
好みを総動員して描いたイラストが妙に気に入り、名前を付けた後ストーリーが浮かんだらしいです(覚えていない)。
1982年に高校に入学して、「27クラブ」(27歳でミュージシャン等が死亡する事例が多々あるが、統計的には全く根拠がない)に則って、1994年11月に天に召される運命が決定。
そんな訳で一コマ目から車にはねられるという、ヒトデナシな作者によって昇天。
左が京也誕生のイラスト。何故こんな場所でカッコつけているのか、当時の自分を問い詰めたい。
右は京也と良介。共に1988年。
【闇の殺意】
1992年。個人誌用に描き下ろし。
『死の接吻』の“D - Damned Fool - David”。
酷いタイトル。何が闇で、何が殺意なのか。
ノリで描いた作品。
ドラッグに関する台詞の一部を改変しました。
ディーとアレックスがいるページをチョイス。
【SAINTLY EVIL BOY】
【MISTY TOMORROW】
1994年。
『虚飾の水鏡』の幕間と、暁人のパート。
後書きによると、
「美貌と才能があって、人柄もよく誰にでも好かれる人っているんか? いや、いないか」と結論を出した所に、
「俺は、京也が嫌い」
と手を挙げたのがアキだったらしいです。しかも文句たらたらで。
パースの狂いが気になって仕方がない。そのくせ異常な程、髪の毛の書き込みが細かい。
作画のペース配分がおかしい作品。
人物の細部へのこだわりが強すぎて、描くのにもの凄く時間が掛かってました。
秀之と淳。息抜きに丁度いい奴等。
【KISS OF DEATH】
1995年。
『虚飾の水鏡』の一部と『死の接吻』丸ごと。
漫画にするには話が長すぎて、どれだけ時間が掛かるかわからなかったので小説にしたもの。
1988年の時点で1994年11月の夜に京也が死亡する事が確定していたので、それを前提に書かれています。
ジーンのルックスのモデルへの愛が強すぎて、どっちが主人公だ状態。
死生観とセクシャルなセリフがかなりストレートな表現をしていたので修正を入れました。
種村季弘氏、澁澤龍彦氏にどっぷり浸かった時期で、マゾッホ、マルキ・ド・サド、フランス文学、幻想小説を読んでいた暗黒時代に書かれました。
古い文章にやられていて、回りくどくて小難しい文体でしたので読みやすくしました。
挿絵ではないが、同時期に描いたジーン。
1988年の京也のイラストで何となく方向性を見出して、1990年のアキのイラストでスタイルを確立したと『PHANTASMAGORIA』に記述がありました。
それ程イラストを描くのに重宝していたキャラクター達でした。
上記、1990年のアキのイラスト。ペーパーセメントが劣化して現在三枚に分離。
そんな古いにも程がある作品群。
描(書)く度に、人が死ぬ、刺される、ジャンキーが闊歩するという、物騒な話ばかり。
(⋯⋯あれ? 今も変わらないな。刺されるが撃たれるになっただけでは?)
ごく少数の人の目にしか触れていなかったので、陽の目を見させてあげようとリメイクを決意しました。
今回も全部英語タイトルにするという趣味丸出しになりました。
自分の中の想いと乖離があると嫌なので、こればかりは譲れませんでした(笑)。
虚飾に満ちた従兄弟同士のストーリーは如何でしたでしょうか。
楽しんで頂けたなら幸いです。
1992年。珍しく並んでいるイラスト。二人揃っているものは、これともう一つだけ。
久しぶりに緩い話担当の3人に会えて楽しかったので、また何か書いてみたいです。
アラ還になっている彼ら。どうしてるでしょうね?
秀之とか毛根大丈夫なんでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
年寄りの懐古趣味にお付き合いくださってありがとうございました。
好き勝手やれてとても楽しかったです。
時代が変わって言えないセリフがあったりもしました。
当時流行っていたのはブリットポップ。
オアシス、ストーンローゼス、パルプ。
口の悪さは彼らでわかると思いますが、そのままジーンやサンドラが垂れ流していました。
今では言えません(笑)。
微妙に上品になっちゃったなあ。と思わないでもないです。




