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試合後のインタビューです
まだまだ熱気があふれる会場は、盛り上がっている。
亮たちが自陣に戻ると、リポーターが近づいてきた。そして、リング中央へと導かれていく。目の前にはマイクが突き出されている。
戸惑う亮に、次々と質問が投げかけられてきた。
マイクも目の前のテレビカメラも苦手な亮は、下向き加減で、なんとか必死で質問に答えていた。
「チャンピオンになった感想は?」
「……うれしいです」
亮が答えるたびに歓声が上がっている。
「そうですよね。ところで激戦が終わって、今は何がしたいですか?」
「……そうですね……」
亮は考えるように頭を巡らせた。ふと、ある光景が浮かんできた。




