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にげじつ物語  作者: AMA
第一章 打倒吸血鬼!
9/12

第九話 限界の体力

赤飯(...今だ!)


吸血鬼「いくぞ!次技じぎ牙羽きば』!!』


バダバダアア!!


M「まずい!!」


赤飯「一発ながらだけじゃダメなら...」


吸血鬼「私の血となれええ!!」


…ダッ!!


赤飯「二発だああああああああ!!!!」


吸血鬼「っ?!まずい!!」


ドオオオオン!!!

ドオオオオオオオオオオン!!!


吸血鬼「うああああああああああ!!!!!」


ダーーーーン!!!!!


赤飯「...はぁ、ああ。」


M「赤飯君!」


赤飯「仕留められた...かな?」


M「違う!」


赤飯「え?」


M「さっきの吸血鬼の次技じぎ、全部赤飯君に当たってるの気づいてないのか?!」


赤飯「...本当だ...........ぁぁぁぁあああああああ!!!!!!!痛あああああああああああああああああいぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!」


M「赤飯君!!癒ピタ貼って!!」


赤飯「癒ピタってなんですか?!」


M「昨日おでこに貼ったやつ!」


赤飯「ありがとうございます!!!」


M「...よく全部の攻撃当たって意識あるな。」


赤飯「癒されるうぅぅぅ。...意識が失われたことないんで!」


M「まあ。良かった。」


赤飯「吸血鬼!!吸血鬼はどうだ!」


M「流石にあんなの喰らったら意識ないだろ。」


吸血鬼「...良いじゃないか。」


赤飯&M「なんでだよ。」


吸血鬼「だが言ったはずだろう?私の反射神経は最速だと。」


赤飯「またガードしたのか?!」


吸血鬼「勿論だ。」


赤飯「まじかー...。」


吸血鬼「逃げ足の速い奴。貴様から殺す。」


赤飯「...Mさんどうしよー!!!」


M「...戦うしかない。」


吸血鬼「...次技じぎ・改『増殖牙羽ぞうしょくきば』!!!」


赤飯「改?!」


M「赤飯君まずい!さっきの桁違いだ!!」


吸血鬼「貴様らじゃ絶対に耐えられない!さらばだ!!」



バタバタバタバタバタ!!!

バタバタバタバタバタ!!!


M「...やってみるか。」


赤飯「何かあるんですか?!」


M「初技ういぎ!!」


赤飯「おぉ!!」


M「『ツルギダテ』!!」


吸血鬼「なにっ?!」


カキーンカキーン!

キキキキ!!


M「...はぁ...はぁ...。」


赤飯「ずげええええ!!!全部弾いた!!!」


吸血鬼「予想外だ...。」


赤飯「Mさん?大丈夫ですか?!」


M「はぁ...。う、うん。まだちょっと慣れてないんだ。初技ういぎにね。」


赤飯「でも凄いです!!」


吸血鬼「だが、もうボロボロのようだな。」


赤飯「流石に吸血鬼も技使えるほど体力ないでしょ!」


吸血鬼「ふっふっふ。まだ私は体力があるんだよな。」


赤飯「あんなの見るからに体力使いそうな技じゃん!」


吸血鬼「私は血を栄養。そして体力回復として使っている。この廊下を見るが良い。壁や床は血だらけだろ?」


赤飯「え。まさかそれ飲んでるの?」


吸血鬼「そうだ。つまり私はここにいる限り、ほぼ無限に戦えるのだ。」


赤飯「...汚くないのぉ?」


吸血鬼「汚いのは壁や床に染みてるからな。着いているのは新鮮ってことで良いだろう。」


赤飯「何だその考え。」


吸血鬼「今度は本当に仕留めてやる。」


赤飯「...どうしよう。」


M「赤飯君。」


赤飯「どうしましたか!」


M「もう一回...やってみる。」


赤飯「初技ういぎを?!まずいですよ!」


吸血鬼「次技じぎ・改『増殖牙羽ぞうしょくきば』!!!」


バタバタバタバタバタ!!!

バタバタバタバタバタ!!!


M「初技ういぎ...『ツルギダテ』!」


カキーンカキーン!

キキ....ギザザザ!!


M「うあああ!、、、」


赤飯「Mさん!!」


吸血鬼「...まだ耐えるか。」


M「あぁぁ...はぁ..。」


赤飯「傷だらけです!安静にしましょう!...ありがとうございます!」


M「ずっと...はぁ、相手に攻撃をされてる...。このままじゃ、どうすれば良いのか...。」


赤飯「んー...」


吸血鬼「回復する前にいくぞ。」


赤飯「Mさん。一つ考えがあります。」


M「なんだ?」


赤飯「吸血鬼の弱点って...」


M「うん。」


赤飯「太陽ですかね?」

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