第十話 気合い
M「太陽...多分そうだな。ここ窓一つない廊下で暗いし、扉全部閉まってるし。」
赤飯「吸血鬼!!お前の弱点分かったぞ!」
吸血鬼「弱点?分かったところでどうする事もできないだろう!」
赤飯「お前太陽苦手だろ!」
吸血鬼「だからってどうするのだ!ここには光は入らない!」
赤飯「なら飛ばすまで!」
吸血鬼「すぐに仕留めてやる!次技!『牙羽』!!!」
赤飯「んーーー!!!ガーード!!」
バン!
吸血鬼「なにっ?!」
赤飯「なんだ!意外と気合いでいけるもの...。吸血鬼?なんか弱ってないか?」
吸血鬼「そんなはずないだろう。」
赤飯「...さっきモロに喰らった時と痛さが全然違うぞ。ガードしてたのもあるけどさ。それにしても痛くないぞ。」
吸血鬼「...。」
赤飯「てかさ、ここにあんま血なくね。全部床とかに染みてるじゃん。」
吸血鬼「...。」
赤飯「そもそも今日偶然にMさんと一緒に来た時にいた狩人さん。もしかして久しぶりの食事...?」
吸血鬼「...トドメを刺してやる。」
赤飯「残念ながら弱ってもないです。」
吸血鬼「私にも...。」
赤飯「ん?」
吸血鬼「気合いというのがあるんだなあ。」
赤飯「え。」
M「赤飯君、もうまずい。相手は今弱っている。今のうちに一度逃げた方がいい。回復しつつある。」
赤飯「絶好のチャンスです。やるしかない。今ここで!」
吸血鬼「はあああああぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!」
M「太陽が弱点だとしても、どうやって出すんだ?」
赤飯「...飛ばす!」
M「どうやって!」
赤飯「パンチ!」
M「ここの壁は相当厚い。そして硬い。壊すのはきつい。」
赤飯「...やってみます。」
M「危ないだろ!」
赤飯「...技。」
M「...え?」
吸血鬼「次技・改『増殖牙羽!!!!!!』
M「赤飯君!!」
バタバタバタバタバタ!!!
バタバタバタバタバタ!!!
赤飯(...技。俺以外技を使えている。恥ずかしいな。俺パンチしかないじゃん。技に活かせば強いかもだけど。...やってみよう。集中...)
吸血鬼「どうした!死にたいのか!!」
赤飯(集中...)
M「まずい!初g」
赤飯「初技!!!!」
吸血鬼「?!」
M「えええ?!」
赤飯「『ファイアリングパンチ』!!!!!」
ビュュュュュウウウウウウ!!!!
吸血鬼「はy」
ドオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!
バキバキバキ...
赤飯「ゴリ押しだああああああ!!!!!」
吸血鬼(ガードしているのに...止まらない!!!)
赤飯「このまま外に!さよならああああああ!!!!!!!!!」
吸血鬼「?!っっっああああああああああ!!!!!!!!!」
吸血鬼「焼ける!!やめろオオオオオオ!!!!」
赤飯「...暑そうだね。」
吸血鬼「クッッソおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!」
...ジュージュー。
M「...凄い。凄すぎるよ赤飯君!!」
赤飯「なんか出来ました!!」
M「ランクないのに技出せるとか凄すぎ...ねえ。」
赤飯「なんですか!!」
M「体..血だらけじゃん!!!!!」
赤飯「ああああああ!!!!!いっっっっっっっっっっっっっっったああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
M「モロにまた喰らったのかよ!!えっと...はい!癒ピタ!!」
赤飯「ありがとうございますぅぅぅぅぅ!!!」
M「はぁ。チャズキがおまけしてくれて良かったよ。」
赤飯「誰ですかチャズキって?」
M「僕の親友だよ。」
赤飯「良い人ですね!!」
M「ほんと。そうだよ。」
赤飯「なんかMさんが買ってきた癒ピタ。全部俺使ってないですかね?」
M「まあ俺はそこまで怪我してないからな。スモルドリンクで大丈夫だ。」
赤飯「Mさん優しいですねぇぇ。」
M「そうだ。吸血鬼はどうだ?」
赤飯「んー。おっ!魂だ!」
M(...ん?なんかおかしいな。)
赤飯「Mさん!早く王城に行きましょう!!」
M「そうだな。」
...(肉体が消えていく音がしなかったぞ...?)
赤飯「王様どんな反応するかな?!」
M(まあいいか。)
M「びっくりするだろうな。」
……………………………………………………




