"ふっかつのじゅもん"
作品は走りすぎてギリギリ
sumikaが紹介できれば、もういいや・・(苦笑)
『ふっかつのじゅもん』はsumikaというバンドのナンバーである。
先日、ギタリストが若くして亡くなった。詳細は明かされていない。
今後sumikaがどうするのかとか、やはり気になるわけだけど、とにかく、矢久がこのバンドを知るきっかけとなった歌が、『ふっかつのじゅもん』だった。
この歌は、表向きには冒険ゲームの勇者をなぞらえ、死んでも死んでもエンディングまでの道を"サルのように"目指す様を描いている。
だけど、おそらくだけど、この歌はすべてが比喩だ。冒険ゲームになぞらえ、本当は夢を追う男を描いているのだと思う。そして、それを自分に照らし合わせながら聞いていくと、とにかく今、この曲は作家として夢を追う俺に深く、問いかけてくるのだ。
それをどうにかして表現したい……と、モノを描くしか能のない俺は思うわけだけど、歌詞の完成度があまりに高すぎて、「こういう心境ですよ」を表現すると、歌詞を丸々転載することになる。
でもそれは『小説家になろう』の規約違反。てか、著作権法違反だし、そもそも同業(クリエイターという意味での)としてタブーだと思う。
だから『歌詞をイメージした作品』として取り上げて、この曲、そして矢久の心境を紹介してみることにする。(あくまでイメージ。トレースしてはいない)
『小説家になろう』の規約としては、
※エッセイとしての引用行為自体を規制するものではない。しかし引用元の権利者から申し立てが行われた場合は作者(俺)の主張に関わらず削除。
ということで、エッセイ内で、最低限の『引用』を行いながら、"二次創作"として、以下に今の俺自身の心境を表現し、また、そうやって今の俺を勇気付けてくれる、この『ふっかつのじゅもん』という歌を尊敬し、そして、困難に直面しているsumikaを応援したいと思う。
ギタリストの方の死は本当に残念だ。追悼になるかはわからないが、これによりsumikaを知らなかった人が、彼らを知る機会になれば幸いである。
フッカツノジュモン (二次創作)
僕のことを誰も「勇者だ」などとは信じない。
着のみ着のままのボロを着て、剣は錆びが浮いていて、
物価は上昇。世情は不安。僕の確定申告書は断末魔。
勇者ってもっとかっこいいものだから、誰も僕を勇者などとは思わない。
かつては「我こそ勇者なり」と豪語する人たちがたくさんいた。
「俺こそ選ばれた者だ」とか「私が平和を取り戻す」とか、
僕より強そうなヤツもいっぱいいたけど、気がついたら誰もいなくなっていた。
オノレが「勇者だ」と豪語するヤツラは、僕の周りから消え去った。
僕は今も、一人きりで突き進む。錆びた剣を振りかざして、道なき未知に突き進む。
毒を食らって、矢が突き刺さって、先に諦めたヤツラに「お前などは勇者じゃない」と言い捨てられても、剣を片手に突き進む。……オノレが勇者であることを信じて、突き進む。
勇者は職業じゃない。地位じゃない。頭の良さでも、力の強さでもない。
どこかで負けても、誰かに見限られても、何かに殺されても、"ふっかつ"するから勇者なのだ。
殴られても蹴られても、誰にも認められなくても、"ふっかつのじゅもん"を唱えてまた突き進むから、勇者なのだ。
僕のことなど、誰も「勇者だ」などとは信じない。
だけど突き進む。
"満身創痍、それでも、光さす方、手のなる方へ、
心のままに、自分騙さずに、信じる道へ、高鳴る方へ" <sumika 『ふっかつのじゅもん』>
錆び付いてしまっていた勇者の剣。
騙されすべてを奪われても、ゴミと思われ棄てられるような、錆だらけの剣。
僕が信じなければ、ただのガラクタで終わる勇者の剣。
僕はこの剣でドラゴンにだって立ち向かう。
かなうはずもないと人は笑うけど、せめて僕が信じなければ、ガラクタで終わる勇者の剣。
いつか"かいしんのいちげき"が繰り出せるはずの勇者の剣。
光を放って、次の扉をこじ開けることのできるはずの、勇者の剣。
その先にはきっと多くの仲間が待っていて、開け放つその日その時を、今か今かと待っている。
一緒に暴れたくてうずうずしてるヤツラが、扉の向こうで今か今かと待っている。
だから僕は突き進む。錆びた剣を振りかざして、道なき未知に突き進む。
殴られても蹴られても、「お前の生み出すものなどはカスだ」と言われても、何度でも何度でも、"ふっかつのじゅもん"で生き返る。
勇者は何度倒されても"ふっかつのじゅもん"で、新たな世界へ突き進む。
"今日も明日も、信じた光を目指してく" <同上>
錆びた剣が、輝き始めるその日を待ちながら。
youtubeでは公式チャンネルにて、この曲が公開されている。
https://www.youtube.com/watch?v=mSe8zHd27MU&ab_channel=sumikainc
(<>内『引用』の出典元として明示)
今日も俺を勇気付けてくれる彼らの歌を、もし聞けるものなら聞いてみてほしいし、繰り返し、困難に直面している彼らの"ふっかつ"を、応援したい。




