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ちょっときいて  作者: 矢久 勝基


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男が描く恋愛モノ、女が描く恋愛モノ

 恋愛モノを描くのが上手……というか、それを主眼に置く物語を描く作者というは、以下のような共通点がある気がするんだけど、どう?


 男が描く恋愛モノ:"好きな女(もしくはいい女)をこうしたい願望"がある

 女が描く恋愛モノ:”好きな男(もしくはいい男)にこうされたい願望"がある。


 つまり恋愛や性癖について何らかのフェチであることが求められ、その願望に共感できる人にウケる。いや、共感できなくてもその思いが伝わってきて、「あーこの人ほんとにこれ描きたいんだろなー」っていうのが見える。

 逆にこれがない人……実際には作者を知らないのでなんともいえないんだけども……の恋愛モノってなんかパンチがたんないんだ。気のせい?

 なんというか、すごくあっさりしているというか、いうなれば味噌汁みたいなラーメン?

……すまん、逆にわかりにくいか。

 ようするに脂ぎったとこを感じないってことよ。

 まぁそういう物語は恋愛メインじゃないのがほとんどだけど、とにかく、恋愛モノ得意な人の描く作品って微妙な色をつかう……っていうのかな。ヘタは人は極彩色なんだよね。

 赤!! 青!! 黄!! ……みたいな。

……自分の小説が極彩色過ぎて悩んでいるさ。(笑)


 ソレとはちょっと違うけども、冒頭に挙げた男女の作品の違いはシンガーソングライターの描く歌詞とかにも色濃く出てる。

 もっとも視点的にはちょっと違って、男が描く恋愛曲は"好き"って感情にいろんな飾りをつけるんだな。

 比喩を用いたり、風景がついたり、物語になっていたり……。

 ところが女性歌詞にはそんな小細工通用せんタイ!

「好き! 好きなの!! 好きなのよーーーーー!!!!」

……っていうダイレクトさがでる。(他の要素がないとは言ってない)


 ただ、この違いがだんだん混ざってくる時代が来ると、最近思ってる。

 全体的に中性的な時代がくるんじゃないかと。

 最近の漫画の絵描く人々、みんな少女漫画みたいになっちゃったしね。実際ジャンプの読者は女性の方が多いらしいし。

 考え方がすっごく軟弱になってく……そのくせかっこだけはつけたい男子たちと、ガンガン調子に乗って、絶対殴られないと高をくくって強気になってく女子たちと……。


 男の役割、女の役割なんてあまりない今の時代。

 リメイクとカバーが多くもてはやされる今の時代。

 個性個性といいながら、隣と同じことをしてる今の時代。


 そのうち男も女も、その境界があやふやになって、みーんなコンビニ弁当みたいな人間たちの羅列になる時代が来るのかもね。

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