私、橘楓。 vol.047. 浮きあがった観衆の姿の中…。
5人から離れてトイレに向かい、
その後の大輔。5人の場所に向かいながらも、
ゆっくりと花火を観ながら、
「やっぱりいいや…こういう場所のは…。」
そう言いながら周囲を見回して夜の湖を見ていると、
5人の場所からさほど離れていない場所に 、
「えっ…、うそだろ!!!」
自然に大輔の足は目に飛び込んできた場所に向けられていた。
そして…数分後…。
「あっれ~大のヤツ…、遅っせ~な~!トイレ行ったんだろ???」
と、慎二。
「…ん…、うん。」
と、智志。
「名前からして…、もしかして大っきい方…???」
「あほか、バカ。」
朱実。
「その内、戻ってくるんじゃないの…。また何か、買ってたりして…。あっ、これ…旨そう~なんて…。」
「うわっ、凄いこれこれ、へぇ~凄いダイナミックね、これって~!」
と、陽子。
花火の音が轟く中で、しかもその花火の明るさで周りの観衆の姿が浮き上がる。
その時、
「凄い明るい~!」
と、楓。浮きあがった観衆の姿の中に、
「えっ…なにあれ…???へっ…大…ちゃ…。なんであんなところに…???へっ…、隣に…だれ…あの…ひ…。」
楓の顔の向いている方向に違和感を感じた陽子が…、
「楓…、何、どこ見てんの…???ん…???」
と、陽子も楓の向いている方向に目を走らせると…、
「えっ…なんで…???…で、誰…あの人…???」
朱実も、
「何々…どしたのよ陽子、楓…???」
女子3人が見たそれが、笑顔で花火を観ている大輔の姿。
そしてその右隣にはひとりの女性。
「うっそ…!!!」
と、朱実。
「誰よあれ…???」
と、陽子。
楓、
「……。」
しかも、その女性の耳元に口を近づけて話をする大輔の姿。
慎二、
「何…どこ見てんの???」




