私、橘楓。 vol.102 「全く…説得力…ねぇな。」
「ま~ね。」
と、楓…。
「考えてもみなさいよ。男子が女子を誘ってスキーに行くからって宿泊。それに平気で着いて行く先生って…、いると思う~???」
そういう朱実に、智志も大輔もいきなり、
「プッ!!!そりゃそうだ。はっきり言って、俺たちじゃ、全く…説得力…ねぇな。」
苦笑いの大輔。
「へいへい。…では、カミさんたちに…、任せましょうか…。」
その慎二の言葉に朱実、
「まだ結婚してないっつうの…。」
と、慎二の頭をペン。
楓と陽子、
「かかかか。」
その日の放課後、部活が終わった後、職員室に戻ろうと体育館を出ようとして陣内。
その陣内に、部活の終わりを待った陽子と共に、
「陣内先生~ちょっと良いですか???」
そう声を掛ける楓と朱実。
「ん~~どうした…山下も一緒に…???」
「実は…。」
楓が両手を目の前にして、
「先生…お願い!!!」
「はぁ~~???」
「もしかして…、先生…今度の年末年始…、何か予定…ありますか…???」
「年末年始…???いや…とりわけ…何も…、普通に家に…いるけど…。」
「良かった~~。」
朱実と陽子の顔を見合わせて楓…。
「実は先生…私たち…先生にお願いあるの。絶対に引き受けて。」
こちらも目に両手を合わせての朱実。
「いや…絶対にって…。お前等…???」
「あのね、あのね。」
こちらも手を合わせて陽子。
「年末年始に~私たちに…付き合って…ね、先生。」
楓。
「はぁ~~付き合って~~だぁ~???」
「うん。あのね…。実は、今度の年末年始、私たち群馬にスキーに行く事にしたの…。」
「ん…???スキー…???」
「うん、スキー。…で、私たち3人以外にも、男子も一緒に行く事になってるの。」
「おいおい、それってヤバいんじゃないか~え~~!!!教育者として…ちょっと…承認…。」




