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或る騎士の物語  作者: アリス
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終演

「どうやら、光に包まれすぎて、魔術が作動しないらしい」とアルヴァが弱ったように言った。

「帰れないの?」ラーノットが尋ねる。

「そうです。帰る魔術が使えないんです」マグスが答えた。

「どうする?食料庫には、十分食料があるけど」

アルヴァがラーノットを視る。

「それだけが救いね」

ラーノットが話した。

「神様がいるから、大丈夫でしょう」

「それもそうか」

アルヴァが頭に自身の頭に手をまわす。

とりあえず、マグスが起きていて、ラーノットとアルヴァは、眠る事になった。

「おやすみなさい」

マグスが手を振って、二人は、寝部屋に行った。

「あー、疲れた」

とアルヴァが横になった。ラーノットも隣に横たわる。

すぐに二人は、寝てしまった。

夢の中。

結婚式にコウノトリが出て来た。

仲人が誓いのキスを、と言った。

「うわぁああ」

ラーノットが目覚めると、アルヴァがうなされていた。

もう少しだったのに。

もう一度夢を見るために、眠るラーノット。

今度は音楽が聞こえてきた。ピアノだ。近くに走って行くと、ピアノが置いてあって、キルティに似た少女がピアノを弾いていた。

その少女が此方を振り向いた。

「ラーノット叔母様」

そこで目覚めた。

起き上がると、アルヴァの寝袋が空だった。

もうそんな時間が経ったのかしら。

とラーノットが思って、着替えた。

部屋を開くと、アルヴァと鉢合わせた。

「ラーノット、午後の紅茶とお菓子食べない?」

「もうそんな時間?」

「そうそう。Cafe LuCkyから貰った物だから」

「帰れるようになったの?」

ラーノットが目を開いた。

「残念ながら」アルヴァが肩をすくめた。「フォルトナがCafe LuCkyから持って来てくれたんだ。ケーキとミルクティーがあるよ」

アルヴァがラーノットの手を握って、先導する。

食堂には、マグスとフォルトナが待っていて、ケーキとミルクティーを前に待っていた。

「待たせたわね」

「全然待ってませんよ」

二人ともぶんぶんと頭を振る。

こうして、アフタヌーンティーが始まった。

「ケーキが美味しい」

ラーノットが手を頬に触る。

「本当に。さすが、ルベル」

アルヴァも賛同する。

アフタヌーンティーを終えて、ラーノットが皿を洗っていた。

「ラーノット、アルヴァ、マグス、フォルトナ」

地から神様の声が聞こえてきた。

「はい」

皆で返事した。

「ブラックホールの件は、片付いた。もう帰っていい」

「でも、しばらくかかるって」

ラーノットが言いかけた。

「お前達を試したんだ。もう安心していい」

神様の声が笑っているように聞こえたのは、気のせいだろうか。

「ラーノット、お前の願いを叶えよう」

そう言った時、光に目が開けていられなくなり、次の瞬間魔術師の街の港に着いていた。

「アルヴァさん」

アルトが出迎えてくれた。

「占い師から、伝令があって僕が行けって。ラーノット騎士団長、女王陛下がお待ちです」

「分かったわ」

ラーノット達は、Cafe LuCkyに行って、アルクス達を迎えに行くと、皆で、王宮に出向いた。

これで、数年かかったラーノットの冒険は、終わりを告げるのであった。




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