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星屑の機巧技師(せいせつのきこうぎし)  作者: リンネ カエル/霖廻 蛙
第一章ー極子水星要塞〜演劇の始まり〜ー
66/261

欠片64.『作戦会議』

欠片(ピース)64.『作戦会議』です!


※本作の「」と間にあるーーーの種類について説明

[]=人物名と年齢、種族

「」=人物の話しているセリフ

『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称

()=人物の心のセリフ

《》=人外、多種族などの心のセリフ

【】=漫画で例えると四角い囲みのナレーション語り、用語説明

・・=強調

" "=強調

ー1本=幕間、過去

ー2本=時の流れ


「いいか、まずワタシたちの目的は」

「メリウスの疑惑の真相を暴くことだ。」


「だが、サーチは極子水星要塞(ミニマルフォートレス)について」

「なにも知らないため、先に行かすことはできない。」


「うん」



「フロデューテは、訪れたことはないが」

「どんな要塞かは、知っているな」


「しかし、先に行っても路銀(シリカ)も無ければ、素材もないため行動に制限されて意味がない。」


『うん』



「ここまではいいな?」と、2人に問いかけるアストラは、続けて説明する。



「それならば、訪れたことがあるワタシが」

「先に潜入し…路銀(シリカ)用の素材を集める」


「その後、フロデューテを呼び…魔屑道具(ませつどうぐ)の作製に取り掛かってもらう」



ここまで聞いていたサーチが、ムズムズと肩を震わせている。それに気づいたアストラは、説明を短縮して結論を伝えた。


「サーチ、オマエは最後だ」

「それも……聖女の後にな」



その言葉を聞いたサーチは、「えぇぇぇぇええ〜!!?」と叫び、落胆(らくたん)していた。

そんな姿を気にもせず、アストラは説明を続ける。



「フロデューテの次は…」


と聖女[ホリー]を見て言葉に出す。


「聖女であるアナタだ」

「アナタは、直接的な関係はない」


「だが、ここに残すのも……そこの付人(ツキビト)が心配するだろう」

「要塞についたら、好きにしてかまわない」


           ・・

「協力関係は…あくまで移動までだ」



「ええ、分かったわ。」

「それでいいわよね?クロード」



カチャリ。と半分しかレンズがないメガネを、指で押し上げながら付人(ツキビト)の[クロード]は口にした。


「もちろんです。聖女様がよろしければ、私はかまいません。」



「よし」

「では、次に『記憶移動(テレポート)』の、インターバル期間について説明をする」



「あの付人(ツキビト)の能力による制限は、一日に一回しか『記憶移動(テレポート)』が行えない。ということ…」


「そして、一度訪れた。または、知っている人物の元にしか行けないことだ。」



「うんうん」『ええ、そうだったわね』と相槌(あいずち)を打つ2人。



「つまり、一人を運ぶのに…二日かかるということになる」



「その間に、各々(おのおの)が自分の役割を果たせ」

「そして、同時進行で極子水星要塞(ミニマルフォートレス)内の調査も行うぞ」



「よっしゃぁぁあーー!!」



「ぁぁぁあ〜…って、オレは何したらいいの?」


意気揚(いきようよう)々と意気込んだサーチだったが、自分の役割を聞かされていないことに気付く。


その様子を見たアストラは、サーチに対して…少しだけ口角を上げたまま、意地悪そうに告げた。



「オマエには…歩いてもらうぞ」





最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


感想や評価などしていただけると、今後の励みにもなりますので応援よろしくお願いいたします♩



[今回の一言♩]

ラーメンに入ってるキクラゲって、何であんなに美味しいの?


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