欠片62.『自称?凄腕の魔屑道具師』
欠片62.『自称?凄腕の魔屑道具師』です!
※本作の「」と間にあるーーーの種類について説明
[]=人物名と年齢、種族
「」=人物の話しているセリフ
『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称
()=人物の心のセリフ
《》=人外、多種族などの心のセリフ
【】=漫画で例えると四角い囲みのナレーション語り、用語説明
・・=強調
ー1本=幕間、過去
ー2本=時の流れ
【祈祷要塞 街中】
辺りには、真っ白な教会がたくさん立ち並ぶ中、白い石のタイルで広がった、街中の広場に来ていた。
そこは、食材や魔屑道具、教会で使う物も売っている店が多くあった。
「必要な物を買っていこう」
「路銀はあと、どのくらいだ?」
「ん〜3日分の食事と宿代くらいかな」
サーチがう〜ん。と困ったような顔で答える。
その様子を見て、アストラが提案した。
「仕方ない、極子水星要塞についたら、少し路銀稼ぎもしておかないとだな。」
『そうね!アタシも手伝うわ!』
『魔屑道具を作って売ろうかしら♩』
「おー!ソレいいじゃん!」
「では、機屑物の素材は」
「ワタシたちでとってくるとしよう」
『ありがとう!助かるわ!』
『あ!そうだ!!』
『コレを渡しておくわね!』
とフロデューテは、小さな布袋を2人に手渡した。
「これは?」
『魔屑道具の一つ!』
『『魔掘屑箱』っていってね』
『この袋の中は、物にもよるんだけど…10m四方の広さになる空間が広がってるの!』
「は!?この袋の中にかー!?」
『そうよ!もっと大きいのもあるんだけど、今のアタシには魔屑石が買えなくって…』
「まさか、コレも自作したのか?」
とアストラが質問した。
『ええ、そうよ!』
「驚いた。そうそう作れる物ではないハズだ」
「そんなに凄いもんなのか?」
「あ、ここに魔屑石がある」
「ああ。コレを作れる職人は、旅をしている中でも滅多に見なかった」
と珍しく他人を褒めるアストラに、フロデューテは内心よろこんでいた。
『それほとでも、、あるわよねぇ〜エヘヘッ//』
『ほら、アタシって〜…凄腕の魔屑道具師だから〜??ふふふっ!』
『いつか、この才能が世に出ちゃう日が、来るかも知れないわね!』
『そうなった時、困るのはアナタ達よ?心の準備でもしておくことね!』
「…」
「…」
そんなフロデューテに、サーチは、先ほど見つけた魔屑石について質問した。
「なあ、フロデューテ」
「この魔屑石にも、魔力が込められてるんだよな?」
『そうよ』
「どんな能力が込められてるんだ?」
『えっとね、これには『空間拡張』って能力を持ってる人物が、魔力を込めた魔屑石を使ってるわ』
『なんでも、空間の広さを自由自在に変えられるらしいわよ』
「へぇ〜!また便利な能力だな〜!!」
「いろんなとこで、役に立ちそうでいいな!」
『確かにね〜、アタシが持ってたら』
『今ごろ…億万長者で間違いなしね……!!!うん!!』
「……」
「……」
ふふーんっと、ニヤリ顔を見せるフロデューテだったが、2人は相手にせずに歩みを続けた。
『ちょっと〜!!なんで二人とも無視なのよーー!!』
(多分、そういうところだよなぁ…うん。)
とサーチは呆れ、街の光景に目を移した。
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[今回の一言♩]
BILLY BOOさんの「ラプソディ」にハマって、リピートして聴いております♪




