プロローグ:存在理由
血や、死があります。苦手な方は読まないようにしてください。
もしも、こんな能力がなかったら。
もしも、平凡な普通の毎日が過ごせたら。
どんなに幸せだっただろうか…?
-プロローグ-
『生きたいか…?生きたいなら……
殺せ』
鳴り響く銃声。
叫び声にも似た泣き声。
視界は赤く染まる。
「世麻、前だっ!」
その声に反応して前に意識を集中させる。
飛んできた銃の弾が頬を切った。
その瞬間、飛び出して来た奴に発砲する。
弾は相手の足に当たり、血が飛び散る。
「っ…!てめぇは何者だ…!」
相手の顔を片手で覆うとグッと力を入れる。
その途端バチバチと火花がちり、相手の顔が燃え始めた。
「うぁあぁぁ!!顔が!俺の顔がッ!!」
手を離すと、地面を這いつくばって苦しむ。
―――…なんて愚かなのだろう…。
「あ"ぁぁ…!」
銃声が鳴り響き、
僕のものではない血が僕を汚した。
「帰るぞ。」
冷たい感触が僕の肩に触れる。
「はい、先生。」
先生の少し後ろを歩いて建物から出る。
外は暗いものの、何故か眩しく思え目を細めた。
生ぬるい風が頬を撫でる。
「やれ。」
ゆっくりと手を上げ、手のひらを建物に向ける。
意識を集中させた途端、建物は大きな爆発音をたて燃えていった。
「魔麻、零麻、羽麻、詩麻。
帰るぞ。」
どこからともなく出てきた4人は血で体を染めていた。
僕と4人に先生はローブを渡し、車に乗って去って行った。
「今日はおしまい!」
ニコリと笑う零麻を横目に詩麻は呟く。
「殺してって私にせがんできたの…。
何も罪なんてない人を追い詰めて、殺して、私達は何してるんだろ…?」
「殺さなければ死ぬ。生きるために殺す。
それだけだ。」
「…それがこの能力をもって生まれた宿命なんだ。」
生きる意味なんてなにもない。
抱きしめられるぬくもりも、
目が眩むほどの日の光も、
なにも知らない。
それでも、生きたい…。
生きたいから…―――殺す…。
ダメ文を読んで頂きありがとうございました。
どんどん組織や能力を明かしていきたいとおもいます。




