偉大なるウンコ博士
本当に中村博士の考えは常識外れだ。
聞いてて頭がおかしくなりそうになる。
けれども、そんな俺達を横目に中村博士は。
「ウンコがある限り人間は飢えない!」
と、自慢気な顔で豪語した。
「「「「…………」」」」
しかし、理解不能な俺達はどう対応していいものか分からず、黙り。
「ったく! 博士もとんでもないもんを発明したもんだ!」
同志の一人が中村博士に皮肉とイヤミの混じった言葉で罵るが。
「いやぁ~~。そんなに誉められたら照れるよ♪」
と、全く堪えてないばかりか、誉められたと勘違い。頬を赤らめて照れていた。
「「「「ズコォーーーーッ!!」」」」
これに四十一人が全員呆れてズッコケた。
「では、もう一つ明言を作るか♪」
勘違いした中村博士は、更に名言 (?) を作ると言い出して、腕を組んで考える。
(ちょっと嫌な予感)
「閃いた!」
流石は天才と言うべきか。僅か二十秒で思い付く。
「糞をたれている間は人類は決して滅びることはない」
予感的中。やっぱり酷いセンスだ。
ぶっ倒れた状態で、俺達は呆れてものが言えなくなる。
「ドヤァ♪」
そんな俺達を気にしないで、中村博士はドヤ顔。
ただ一人満足していた。
結局のところ、新型爆弾と塩の秘密を知れてスッキリしたが。その戦争の勝利は、あまりに汚いものだった。
しかし、我が西側が戦争に勝利したのは動かし難い事実だ。
中村博士がそれに貢献してくれたことには感謝している。
それは他の同志達も同じだ。
さて。
後にこの戦争の勝利は 『汚い勝利』 と、呼ばれるようになった。
そして、戦争の功労者である中村博士は 『偉大なるウンコ博士』 と、呼ばれ末代まで語り継がれるのであった……。
「嬉しいことを言ってくれるなよ♪」
なお、ウンコ博士と呼ばれた中村博士は超喜んでいたのでした……。




