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TS転生令嬢の歪愛調教 ~異母姉を堕とすまで~  作者: 華咲 美月


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第8話:風俗嬢としての評判と心の変化

 王都の裏路地では、ここ数日で一つの噂が急速に広がっていた。


「幻夢の吐息亭」と「聖泉の抱擁館」の二店舗で、銀髪の美しい令嬢が心の癒しを担当しているという話だ。

 しかも、ただの接客をする女性ではない。


 アクアベリー公爵家の血を引く「心を預ける公爵令嬢」

 ——その噂は、客たちの間で瞬く間に人気を博していた。

 サリアは「幻夢の吐息亭」の個室で、薄いヴェールだけの衣装を身に着け、膝をついていた。

  今日の客は、以前にも来たことのある若い商人だった。


 彼はサリアの銀髪を優しく撫でながら、興奮した声で言った。


「やっぱり君か……最近、評判がすごいぞ。公爵令嬢がこんなところで心の癒しをしているなんて、みんな夢中だ」

 サリアの顔が一瞬で真っ赤になった。


(みんなが……私のことを話している……「心を預ける公爵令嬢」なんて……恥ずかしい……でも、指名が増えて……お金が貯まっていく……リリアーナ様のため……)

 彼女は震える体で客に近づき、静かな心の奉仕を始めた。


 体を寄せ、優しく言葉をかけ、穏やかな吐息を耳元に吹きかけるように心を癒す。

 客の体温が直接伝わり、サリアの胸の奥がじんわりとざわつき始めた。


(男の人に……こんなに近くで心を預けるなんて……みんなが私のことを知っているのに……心がざわついて……どうして……)

 サリアの心は激しく揺れていた。


 公爵家の娘としてのプライドが、激しい羞恥で潰されそうになる一方で、客の反応が嬉しいという気持ちが、わずかに芽生え始めていた。


 お金が貯まるという現実が、彼女の抵抗を少しずつ溶かしていく。

 その日の夜、「聖泉の抱擁館」でもサリアは全身を使った心の奉仕をこなした。


 魔法の泡にまみれ、銀髪を振り乱しながら客に心を寄せ、静かな吐息を漏らした。

「はあっ……んっ……お客さまの……温かさ……」

 客はサリアの腰を優しく引き寄せながら、満足げに息を吐いた。


「本当に公爵令嬢か……こんなに丁寧に心を癒してくれるなんて……最高だ」

 サリアは泡に濡れた銀髪を乱し、体を震わせながら奉仕を続けた。


 心が勝手にざわつき、孤独が少しずつ薄れていくことに、彼女自身が戸惑っていた。

(恥ずかしいのに……お金が貯まる……リリアーナ様が喜んでくれる……だから……少しだけ……この心のざわつきが……心地よく感じてしまう……)

 店が終わった後、公爵家に戻ったサリアは、リリアーナの前に跪かされた。


 リリアーナは満足げに微笑み、サリアを抱き上げてベッドに連れていった。

「今日は二店舗とも大盛況だったわね、姉さま。『心を預ける公爵令嬢』として、すっかり評判が上がっているそうよ」

 サリアの頰が熱くなった。


「……みんなが……私のことを、そんな風に……」

 リリアーナはサリアの体を優しく横たえ、心の共有魔道具を用意した。


 今日はいつもより優しく、しかしねちっこく魔道具を押し当てる。

「あ……んっ……」

  サリアの心がびくりと反応する。


「ほら……男に心の奉仕をした後の姉さま、すごく敏感ね」

 リリアーナは魔道具をゆっくり動かしながら、サリアの耳元で甘く囁いた。


「聖泉の抱擁館で、泡にまみれて全身で心を癒していたのでしょう? 幻夢の吐息亭で心を寄せて静かな吐息を吹きかけていたのでしょう? 心がざわついていたのでしょう?」

 サリアの銀髪がシーツに広がり、灰色の瞳が心の揺らぎで潤む。


「や……あんっ……言わないで……はあっ、はあっ……!」

 リリアーナは魔道具を深く押し込みながら、サリアの心のざわつきを優しく刺激した。


 今日の奉仕で高まっていた孤独の波が、普段の何倍も鋭く反応する。

「感じやすいわ……男に心を預けた後だから? 正直に言いなさい、姉さま」

 サリアの心が勝手に揺れ、魔道具の刺激に反応してしまう。


「はうっ……あぁっ……敏感……かも……男の人に心を預けて……心が……おかしくなって……」

(恥ずかしい……でも、本当だ……今日、客に心を寄せて奉仕して……心がざわついてしまった……お金が貯まる喜びと……リリアーナ様のためという思いが……私の心を、ゆっくりと変えていく……)

 リリアーナはサリアを抱きしめ、愛情を込めた言葉責めを続ける。


「いい子ね……これからも、もっと男の人に心の奉仕をして、評判を上げてね。姉さまの揺れる心……私は大好きよ」

 魔道具が心のざわつきを刺激し、サリアの静かな吐息が部屋に響き続けた。


 サリアの心の中で、奇妙な依存の芽は確実に育ち始めていた。

  恥ずかしいのに、お金が貯まる喜び。


 リリアーナ様のためなら、という思い。

  そして、男に心を預けながら心がざわついてしまう、自分の心への新たな自覚……。


 彼女の銀髪が汗で濡れ、リリアーナの胸に顔を埋めながら、サリアは小さく呟いた。


「……リリアーナ様……もっと……」

 その声には、恐怖だけではなく、わずかな甘えと心の揺らぎへの期待が混じり始めていた。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

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