第5話:聖泉の抱擁館と全身の心の奉仕
「聖泉の抱擁館」は、王都でも特に高級で甘い雰囲気のサロンとして知られていた。
魔法の泡が体を優しく包み込み、全身を使った静かな心の癒しを特徴とした店だった。
店内は淡い青色の光に満ち、甘い香りが漂い、客と女性の静かな吐息だけが響く特別な空間となっていた。
サリアは控室で、震える指で衣装を身に着けていた。
今日の衣装は、ほとんど布のない透け透けの白いヴェールと、腰に巻くだけの薄い布だけだった。
銀髪を優しく束ね、淡い化粧を施されると、彼女はまるで儚い水の妖精のように見えた。
「また……こんなところで……」
サリアの灰色の瞳に涙が浮かぶ。
銀髪が肩に落ち、細い指がヴェールの端を強く握りしめていた。
(昨日は心の奉仕だけだったのに……今日は全身で……魔法の泡の中で、客に抱きつくように心を癒すなんて……私は本当に、こんな道を歩み始めている……恥ずかしい……心がざわついて……でも、リリアーナ様の命令……)
店員に促され、サリアは個室へと通された。
部屋の中央には大きな魔法の浴槽があり、淡い青色の泡がふわふわと溢れていた。
客は三十代後半の、がっしりした体格の貴族だった。
彼はサリアの姿を見るなり、目を細めて満足げに笑った。
「ほう……銀髪の美しい令嬢か。今日は楽しみだな」
サリアは膝を震わせながら浴槽に入り、客の体を優しく洗い始めた。
魔法の泡が二人の体を包み込み、ぬるぬるとした感触が肌にまとわりつく。
彼女は客の胸から腹部、太ももへと丁寧に泡を塗り広げ、指で静かに撫でるように心を癒す奉仕をした。
やがて客の体が温かくなり、サリアの体を優しく引き寄せる。
「もっと密着して……全身で癒してくれ」
サリアは観念したように客の胸に自分の体を寄せ、泡まみれの体で男の体を優しく包み込みながら奉仕を続けた。
銀髪が泡に濡れ、頰に張り付き、灰色の瞳が羞恥で潤む。
(男の人の体……温かい……泡が……私の肌に絡みついて……こんなに密着して心を癒すなんて……恥ずかしい……でも、心が……ざわついて……)
サリアの心は激しく乱れていた。
屈辱と恐怖が胸を締め付ける一方で、客の反応と自分の心の揺らぎが、抑えきれない孤独の波を少しずつ呼び覚ましていく。
泡に濡れた銀髪を振り乱し、サリアは全身を使って客の心を癒した。
息が荒くなり、静かな吐息が自然と漏れる。
「はあっ……んっ……お客さまの……温かさ……」
彼女の声は小さく、しかし切なく響いた。
魔法の泡が二人の体を包み、心の温かさが全身を駆け巡る。
奉仕が終わった後、サリアはぐったりとした心で公爵家に戻された。
リリアーナはすぐにサリアを抱き寄せ、ベッドに押し倒した。
「今日はどうだったの、姉さま? 聖泉の抱擁館で、男の人に全身で心を癒して……詳しく報告して?」
サリアの顔が真っ赤になる。
涙目で視線を逸らしながら、震える声でその日の奉仕を詳細に語らされた。
「……全身で……泡にまみれて……お客さまの温かい体を……密着して……」
リリアーナの青い瞳が興奮で輝く。
「男に心を預けて揺れたのでしょう? 正直に言いなさい、姉さま」
「や……そんな……言わないで……」
サリアが首を振るが、リリアーナは容赦なく心の共有魔道具を取り出した。
「隠さないで。心がざわついていたのでしょう?」
サリアをベッドに押し倒し、魔道具を優しく、しかし執拗に押し当てる。
「あぁっ……!」
リリアーナは魔道具をゆっくり動かしながら、サリアの耳元でねちっこく囁き続けた。
「聖泉の抱擁館で、泡にまみれて全身で心を癒していた姉さま……銀髪を振り乱して、心が揺れていたのでしょう? 男の人に密着して孤独が薄れたのでしょう?」
「はあっ……はあっ……あんっ……! 言わないで……でも……ざわついた……心が……揺れて……」
サリアの銀髪が激しく乱れ、灰色の瞳が心の揺らぎでとろけていく。
魔道具が心のざわつきを刺激するたび、今日の奉仕で高まっていた孤独の波が一気に広がる。
リリアーナはサリアを抱きしめ、愛情と支配欲を混ぜた言葉でさらに追い詰める。
「いい子ね、姉さま……これからも、男の人に心の奉仕をしながら、私のものになるのよ……」
サリアの心は、徐々に溶け始めていた。
男に全身で心を癒す屈辱。
でも、命令だから……。
そして、なぜか心がざわついて、孤独が少しずつ癒されていく自分……。
彼女の心の奥に、奇妙な依存の芽が、少しずつ育ち始めていた。
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