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地獄のブートキャンプ再び

 その後3週間経ってにアイリスと結婚を発表し、

 ギルド及び一部の公爵領の首脳陣とごく形式的に結婚の儀を執り行った。

 さらにそこから1か月が経過した。


 結婚後はギルドの男性諸冒険家からはかなりやっかみの視線を浴びたが、

 特に周りからの実力行使等もあわなかったのは、

 美人ではあるがこの世界では行き遅れ扱いだったのが僥倖だったのかもしれない。


 まあアイリス自身は寿退社は特にしなかったのではあるし、


 現状の俺自身の現状が、


「どうしてこうなった・・・。」


 この状態である。


 王国、公領双方で諜報戦を繰り広げられているが、

 公領の分析では王国側は秋の収穫後に公領への進行が始まるのでないかとの分析だ。

 まだ、この世界では兵農の分離は進んでおらず、

 騎士団及び衛兵などしか常備兵はもっていない。


 これについては公領側も同様である。

 ただ、王国側に対する貴族の動きも現状ではかなり様子見ではあるので、

 逆に貴族の動向も注視しなければならない。


 地政学的には公領との隣接されているエリアはほぼ王国と魔王領であるので、

 他の貴族豪族はどちらにしても、

 王国を通過してこなければならないので、

 結局は王国内の動向の監視だけでことは足りる状況である。


 その間に実施したのが3km置きに連絡官を置き周辺の動向も含めての連絡を密におこなうということである。

 ここで使用されるのがトランシーバーである。

 背のうチートより日に2個のトランシーバーが生産されるために

 トランシーバーの在庫が現在100台を超えている。

 これを利用することにより段階的にではあるが広範囲の通信システムを構築することが可能となった。


 俺の住んでいた現生では様々な要因で、3kmの距離では安定した通話品質の確保は困難ではあったが。

 検証した結果8km程度でも安定した通話品質を行うことが可能となった。

 まあ、安全バッファに過剰に利用して3km毎とした。


 まあ、仕組みは至って単純ではあるが発信内容を各部3か所の子が受信し、

 その内容をさらにそれぞれ3か所の孫に伝達してリレーしていく仕組みをとった。


 また、この業務を行うために

 公領内の騎士団及び融資の冒険者ギルドの冒険者チームを1チーム5人として、

 各所への警戒配置を行う役割として置いた。

 基本的にはツーマンセルの2チームの12時間交代の哨戒任務で5日に1日を全休養日とした。


 これにより、ほぼ強制的に公領内の動揺及び王国及び魔王領へのにらみを利かせる形となった。

 これの情報の統括はアマデウス公爵の第3王女のリリーナが担っている。


 当初不安視されていたリリーナだがユーノス王国魔法学園のぶっちぎりの首席の名をはずかしめることなく、

 むしろ今では俺が提案した上記システムよりもさらに踏み込んだシステム構築に没頭しているようだ。


 ただ、俺自身はいまだにリリーナと俺との面通しは1度もない。

 リリーナの執事であるグランプール氏を通じてリリーナととの業務的な打ち合わせをしている状況だ。

 形の上では訪人の俺との婚約は貴族の義務として受け入れているのだろうが、

 本心では受け入れがたいものがあるのだろう。


 ただ、年齢的なものとは別にリリーナの場合は元王子から婚約破棄をされたという瑕疵があるために、

 なかなか他との縁談はしづらい状況にあるようだ。

 バツ1とかある程度普通に見受けられる世界にいた俺的にはさほど問題になることではない気もするのだが。



 また、騎士団及び頼子より差し出された兵士等の主力は公領のほぼ中央にある公城へ哨戒任務にあたるチーム以外は、

 常駐をして集中的に訓練を行う形となる。


 この際は、俺が全職時に学習した各種操典をベースとした。

 近代的・・・(現代的ではない)部隊訓練を行っている。


 この訓練作業は副ギルド長のグラード及び金狼族のロバートと二人とも俺とかなり縁の深い二人が担当している。

 ここでおどろいたことなんだが、

 ほぼ無口でどうなんだろうと思っていたロバートの操兵の巧みさであった。

 銀英伝ぽくいうとメルカッツタイプなんだろうか?

 むしろアイゼナッハタイプなのかもしれない。


 どうやって指揮統制をおこなっているかはまったく謎ではあるのだが。


 公爵家の長男及び次男はこの中央軍の一兵卒として従軍しており、

 正直影は薄いのだが一枚岩の状態を感じさせられる本気モードである。


 そして、そういったシステム的な構想を提案した後、

 なぜか俺はダンジョンに強制的にこもらさられている。


 公爵領からほど近いダンジョンの奥深くで、

 公爵夫妻、ギルド長、アイリス、ファリスに俺を含めた6名によるブートキャンプである。


 そう、アイリスと二人で行っていたパワーレベリングに三人追加された。

 しかも、えらい人に囲まれた状態で、夜半の8時間を除いてひたすらである。

 なぜkのおメンバーなのかと言えば俺の能力的なものを含むモロモロの事情がトップシークレットであるために、

 情報漏えいを防ぐ意味もあってこのメンバーとなっているようだ。


 5人は適当に後退して休憩をとっているが俺はひたすらこのダンジョンの奥地で、

 ひかれてきたモンスのとどめを差す簡単なお仕事を延々とおこなっていた。

 さらには夜半の8時間のうち4時間は各地からの情報の整理である。

 16時間のレベル上げと、4時間のデータ整理、4時間の睡眠時間。

 元のブラック企業の飼いならされた社畜でなければクリアーできないハードワークである。


 しかも、舅が二人もついている・・・

 嫁との同居時間と同じ時間舅との同居時間が存在している・・・。


 一兵卒兼一人参謀本部のようになっている。

 しかも食事はミリ飯の3食で約3000カロリーが食べた分だけ補充されるために、

 ここ1か月はずっとこの食事である。

 そろそろ飽きてきた。


 この世界の平均的な摂取カロリーは我々の世界よりもかなり貧相な1500カロリー程度らしいので、

 摂取カロリー的には元の世界での成人男性の2100あたりに比べればオーバーカロリーなので、

 これくらいの運動をしないとメタボ一直線だろう。


 そのおかげでモリモリレベルはあがった。

 うん、モリモリだ俺がびびっているのだが、まわりもびびっているくらいにレベルがあがっている。


 レベル上げはこうじゃなければいけないとは言えないくらいに、

 なぜかあがってしまった。


 これが成長補正というものだったのだろうか・・・。

間が空いてしまいました。

今後もこれくらいの更新になってしまいそうです。


剣と魔法のログレス いにしえの女神を始めてみましたが、

なかなか、火力が上がっていきません・w・;

どうやってあげるんだろうと試行錯誤しています。


飽きるまでもうしばらくはかかりそうですので申し訳ありませんがよろしくお願いします。

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