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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

書いている途中の作品です!(その二)

生きること。獣人の国の黄金獣さま。

最新エピソード掲載日:2026/09/18
 とても大きな嵐がやってきて、森に強い風が大きな音をたてながら吹いて、強い雨がたくさん降って、空まで届くような大きな木がたくさん倒れて、いつもはとても穏やかなお母さんみたいな優しい流れの大きな川が土で濁って濁流となって氾濫をして、あらゆるものを飲み込こみながら、あらゆるものを押し流して、そして、獣人たちの暮らしている獣人の森にある獣人の国はとても大きくて、とても深い傷をおった。
 大きな嵐が過ぎ去ったあとも、物語の中に出てくるような巨大な獣に襲われた爪痕のようにその傷は今もまだ残っている。獣人たちの中には大きな嵐の中で命をなくしてしまったひとたちがたくさんいた。
 とても深い悲しみが獣人の国を包み込んでいることがわかった。
 そんなことを獣人の少女のじんはこのあたりで一番大きな木の(強い嵐の中でも倒れることなく今もしっかりと大地の上にたっているとても強くて、そしてすごく勇気のある木だった)大きな枝の上に座って、ぼろぼろになってしまった獣人の森の中にある傷だらけの獣人の国を見ながら思っていた。
 じんはその大きな『黒い瞳』からぽろぽろと大粒の涙を溢れさせながら泣いていた。
 大丈夫。私たちは生きている。
 だから、これからも生きていかなくてはいけなんだ。
 あの日、『黄金獣さま』が(立ち上がることができなくなっていた)みんなに『生きていきましょう。みんなで一緒に』って、そう言っていたように。
 生きていかなくてはいけないんだ。
 そんなことをひとりぼっちで泣きながらじんは思った。
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