26 明日
ロゼ視点です
かなり短め:( ;´꒳`;):
ニーネに慰められ自室に帰ってきたロゼは、月明かりと庭園の発光する植物の明かりとで眩しい部屋のベッドで大の字になっていた。
(ダメだったなぁ…)
ダメだったことにはダメだったが、思っていたよりも落ち込んではいなかった。
(あの人はもう前のフォルトは二度と現れないって言ってたけど、晩餐会の時に人格が入れ替わったのは不本意だったみたいだし。)
まだチャンスはある。
それに…
「あれは課金装備なの!!配布じゃないのー!!」
じたばたと足を泳がせながらそう叫ぶ。
「はぁ……」
(寝よ。)
ニーネが明日からこの世界についてのお勉強をすることになると言っていた。勉強は好きではないけれど、ゲームや興味のあることなら覚えられる。
レースマスクについては……今度返してもらえばいい。
ごろんと横を向き窓の外を眺める。
夜でも明るいこの世界はロゼが見慣れている場所とは程遠く、空気すらも輝いて見えた。
白い光の中で目を閉じ、心を空にする。
明日のことなんて考えない。それは明日になったら考えればいいことだから。
こうして、新たな世界での長い一日が幕を閉じたのだった。
ここまでご精読頂き、ありがとうございます。
投稿が遅くなり申し訳ありませんでした。
これからも[白薔薇の聖女]をどうぞよろしくお願い致します。




