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18 貴方の名前は

レインくん視点!!続きます!!(*′皿`艸)

(…分かりました。では、このふたつを元に髪飾りを作ります。)

そう告げ、花の上に右手を手をかざし姉の手を左手で繋いで髪飾りの完成像を思い浮かべる。

([結合sum創造]…)

=combination{azure rose,delphy}sum…loading…%creating=

そう水で書かれた文字が浮き上がり、ゆっくりと回転しながら花の上に輪になってかかる。

loadingの文字が100%に変わったのを確認すると、(完成)と呟く。瞬間、水は弾け細かな粒となり蒸発した。


頭がからすーっとイメージが消えるとただ一つ残った髪飾りを手に取り、聖女へ差し出す。

(どうぞ、聖女様。)

聖女は、何も言わない。こんなことにしか、そして姉無しでは使えない僕の能力をどう思っただろうか。

「…すごい…です。すごく可愛いです!!ありがとうございます…!!」

顔を上げると心の底から感動したといった表情の主。

よく見るとうっすら涙さえ浮かべていた。


予想外のことが起こると人とはどうしても動揺してしまうもので、言葉も忘れてオロオロすることしか出来ない。


「つけて差し上げますわ、聖女様!」

ニーネが髪飾りを付けると、それまで黙っていたルゥも波に飲まれるように喋り始めた。

「せいじょさますてき〜〜!!」

そうしてまたくるくる回る。


「本当にありがとうございます、レインさん。大切にします。」

…嗚呼、此方こそ僕らがずっと求めてきた聖女そのものなのだ。

慈悲深く、清明で、謙虚。


(……聖女様、貴方様のお名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?)

ここまでご精読頂き、ありがとうございます(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)

異世界ものではよく詠唱場面が見られますが、私はあえて「関数」といった転移した主人公の馴染みのあるものを術式(?)として新たに作ってみました。まぁ[白薔薇の聖女]はもともとリアルからゲーム世界への転移なのでこれはこれでアリかなぁと。

あとは、私は詠唱を神聖なものと捉えている節があるので細かく書きたかった、というのがあります。

何はともあれ、そんなこんなで今回は詠唱回とも言えるお話でした!!


これからも[白薔薇の聖女]を、どうぞよろしくお願い致します。

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