第22話 英雄 ユヌ
最終回です。
多分。
「お前をなぜ俺が?俺はそのビンを…」
「この力は強すぎる…だから破壊するんだ。俺も同じだ。
俺はいずれ、この『ユヌ』の力でとんでもないことを起こすだろう。
それを止めてくれ」
「お前はいいのか?」
「俺の覚悟はできてる。まずは、ビンからだ」
「分かった」
「元素破壊」
攻撃は素科に飛んできた。が、受けたのはユヌだった。
「ユヌ…店長さん?
どうして……」
「バイトが減るのは悲しいからね!
そして素科さんがいなくなるのはもっと!」
「でも俺は…」
「それは、一人で考えることじゃないよ。
いざとなったら私が………ね」
「店長さん…」
「俺の作戦が失敗か………ありえない」
「店長さん。俺はまだ、ユヌを止めていない。途中離脱ってやつだ!」
ガッチャーン!
セットオン!
「店長さん。こいつを倒したら、コチーの買ってくれ」
「…バレてたの?」
どこからともなく声が聞こえた。
混ぜろ!(混ぜろ!)混ぜろ!(混ぜろ!)
「ほう…」
「なるほどね。ユヌの全て、理解した。
変身!」
エレメント!ビッグアンモニアチェンジ!
アーンモニアユヌ!アンモニア!
「行くぜ!」
「近づけるもんならな
元素破壊」
素科は次々と無駄なく避けていく。
「どんな攻撃も、当たらなければ意味はない!」
エレメント!ヒッサツ!
アンモニア!
「アンモニア…スラッシュ!」
「元素破壊」
剣に元素破壊が当たり、剣が壊れた。だが、それでも素科は諦めない。
「トリクロリド!」
ニニ、ニニ、ニニ、二二、二トロゲーン!ハイパービッグ!エレメントチェンジ!
トリクロリド、ユヌ!ニトロゲン!
「はあああぁぁ!」
最初の頃とは違い適当に振り回すのではなく、しっかりと当てている。
「ぐはッ…」
素科はホログラムが倒れた一瞬の隙を見逃さなかった。
「行くぞ!プルトニウム!」
「変身!」
素科がビンを挿れると、素科の体がたちまち、紫と金の放射線に包まれた。
「ぐッ………ぐあああああああああああああぁぁぁァァァァァ!!!」
しかし、素科の意識は無くならなかった。
プルト、ニウム。
プルトニウム。
全てを変えた存在へと。
プルトニウム。Pu。
紫と金のスーツはたちまち、灰と金の色になった。
「これで、最後だ!」
エレメント!ヒッサツ!
プルトニウム!
「プルトニウム…エンド‼︎!」
そこから、記憶がない。
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「さん…!」
「素科さん!」
「ぐはぁッ‼︎!
あれ?今までのって…?」
「大変だったんだよあの後!急に素科さん眠っちゃうし、スーパーコンビィーニは壊れちゃうしで………!」
「ど、どういうことだ?」
「お前、死にかけだったらしいニャ!
『走馬灯』見えたかニャ⁉︎」
「走馬灯………」
「とりあえず、意識戻ったんだし焼肉パーティしよー!」
「やりましょう…!」
「そういえば、ファンは!?」
「ファンなら、あっちニャ」
「ありがとうございます。ありがとうございますぅー!!!」
「あれって………?」
「ファンが消えたところに奇跡的に居合わせた人が、ファンのDNAを病院に持っていってうまいことして、生き返ったらしいニャ!」
「あはは……よくわかんない………」
「まあワタクシは、天才不ジィ見男だからねぇ!」
「焼き肉食べよーっと!」
「おいおい待て待て、ワタクシの渾身のギャグは?」
「え?あれギャグだったの?」
「あーれはどう考えてもギャグでしょうよ………」
「へー!めっちゃ楽しそうじゃん!いいなー」
「おい!あいつがいないぞ!」
「やべ!じゃあねー!」
元素英雄 ユヌ
完!
英雄シリーズ2作目は、鉱石英雄 ツヴァイ。
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