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世界最高のパティシエ〜罪深き男の奮闘物語〜  作者: 茄子の皮
ローズマリン伯爵家御用達店
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新たな奴隷達

 奴隷商を出ると他の奴隷商人達が声を掛けてきた。


「獣人もいるよ、見ていかないかい?」


 俺達はもちろん全ての奴隷商を見てまわった。ガルを捕まえようとした奴隷商人もいたが、ガルが一撃で倒していた。その奴隷商人からは、全ての奴隷を無料で貰い受けた。

 ガルが牙を見せてお願いしたら、泣いて渡してくれるほど喜んでくれた。いいことしたな。


 獣人だけでなく、人間の奴隷達もいたので、人間は俺が契約した。これで店員の確保はできたな。


 獣人奴隷は合計6億エルほどで合計150人程になった。

 犬の獣人や猫の獣人。リザードマンや鳥人など様々な種族が奴隷となっていた。

 人間の奴隷は10人で借金奴隷だ。元冒険者で怪我のせいで稼げなくなってしまったみたいだ。


「俺達は悪い事はしてませんので、ご主人様の仕事を手伝います。」

 元から悪い人じゃなさそうなので、店の護衛にしても問題なさそうだな。BランクとCランクの冒険者のため、それなりに信頼できそうだ。


 全員万全な健康状態になるまで宿で休ませる。ひとまず3日は何も指示していない。好きなだけ食べて休みなさい。



 俺とアリス、ガルの3人は今後について話あう。



「私は裏カジノと呼ばれる場所に行ってみたい。囚われた者達が居れば助けたい。」


「そうだよね。裏カジノは行くけどまずはみんなの生活を改善しないとね。ネオンライトにお店を出そうかな。」

 ネオンライトにキャンディスイーツを出店すれば、みんなの働く場所ができる。


「今度はお店を借りるんじゃなくて、お家を買いましょうよ!」

 アリスが嬉しそうに言ってくる。ダンジョンポイントが10億ポイントを越えたので、管理ダンジョンを早く作りたいのだ。


「そうだね。まずは商業ギルドに行ってみようか。」



 3人でネオンライトの商業ギルドへ向かう。


「Dランク商会のキャンディスイーツです。ネオンライトで出店したいのですが、良い場所はありませんか?」

 受付の女性に出店したいと言うと、とても良い笑顔で対応してくれた。レオン・ロードロス公爵からオススメの場所があると指示されているらしい。ネオンライトはロードロス様が納める領地なのだ。


 オススメされたのは、高級店が並ぶ通りだ。街の中心から離れているが、とても良い場所に見える。


「こちらのお店をキャンディ様が必要なら贈呈すると、公爵様から指示されています。どうしますか?」


 土地とお店を無料でくれるのか。ありがたいな。もちろん喜んで頂戴しよう。上手く行き過ぎてちょっと怖いけど。


「ありがとうございます。そのお店に出店します。」

 契約書を記入し、出店の許可を貰った。


「こちらの旗も一緒にお渡しするので、ぜひ店舗に飾って下さい。」

 槍を持った騎士のマークが入った旗を渡された。ロードロス家の家紋が入った旗だ。

 ロードロス公爵家御用達店舗に指名されてしまった。


「私はキャンディスイーツネオンライト店の担当のカナです!出店を心より、お待ちしてます!」

 とびきりの笑顔で受付の女性は言ってくれるが、あの笑顔はボーナス確定への笑顔なのは、コルトさんで学習済みだ。


 出店場所を見に行くと、とても広い土地のお店が見えた。庭には花が植えられており、テーブルを並べれば30人は食事が出来るだろう。


 店舗は2階建の建物で、50人ほどが入れるスペースがある。棚に商品を並べ会計に並べる流れは問題なさそうだ。厨房の他に休憩スペースもあるので、トルマの店の3倍以上の広さがあるだろう。

 二階は店員の休憩場所か泊まれる部屋が5部屋あった。一部屋に6個のベッドがある部屋だ。店に30人は泊まる事ができそうだ。


 一番嬉しかったのは、地下室があった事だろう。地下室は荷物置き場だろうが、ここにアリスはダンジョンを設置するみたいだ。

 いやもうさっそく設置したみたいだな。アリスはダンジョンを広げるためにダンジョンに少し籠るみたいだ。少ししたらダンジョンに行ってみよう。


「店は問題無さそうだから、後は店員になりたい人を選ぼうかな。」

 奴隷の人達からお菓子屋で働きたい人を選んでいく。3日の休憩が終わり全員をお店の庭に集めてみた。


 猫の獣人15人と犬の獣人10人、狐の獣人4人。護衛として元冒険者の人達が志願してきた。

 教えると問題なさそうなので、頑張ってもらおう。他の人達は、行商や他の街に行きたい人が多かった。この街には居たくないみたいだ。


 奴隷の証の鉄の首輪は全員外している。首輪は主人の意思で外せるので、見栄えが悪いので外している。契約で制限されているため必要ない。鉄の首輪は体罰用に使われているそうだ。


 俺には必要ない。


 奴隷達の服装も全員綺麗な見た目になっている。いかにも奴隷の様な、汚れや破れた服何て許せないので、一般的な服装にしている。


「ガルも格好いいよ。」

 ガルは最初動きやすいから、白い半袖短パンにしようとしたが、余りにもダサいので、黒の長ズボンに魔物の皮で作られたジャケットを羽織っている。見た目は厳ついが格好いい。



「ダンジョン設置終わりました!」

 アリスが地下室から出て来て、嬉しそうに話す。


 ダンジョン完成か。さっそく行ってみよう!





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