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世界最高のパティシエ〜罪深き男の奮闘物語〜  作者: 茄子の皮
ローズマリン伯爵家御用達店
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ネオンライトの奴隷獣人の王への一歩

 オークション翌日、ガルに何をすれば良いのか聴かれた。


「獣人奴隷の王様になってよ!」


 白虎族は獣人の王族なら、この街にいる獣人くらい仕切ってもらわないとダメでしょ。


「それで私は何をすれば良いのだ?」

 再度ガルが不安そうに聞いてくる。


「獣人が奴隷になってるのは知っているよね?俺は亜人界を旅してみたいんだよ。俺のスイーツを広める事が目的だけど、観光もしたいじゃん?」


「観光ですか。人間が観光に来ることはほとんどありませんね。」


「そこでガルの出番だよ。ガルの友達なら楽しく観光出来そうだし、店を任せられる獣人を雇えれば良いと思ってね。」


「王国に店を出すのが俺の仕事なのか?」


「いや仕事じゃないよ。ただのお願いだ。優しいガルならきっとネオンライト獣人奴隷の王様になってくれるよ。」


「そのネオンライト獣人奴隷の王様ってのが意味分からないんだが。」


「そうか。少し出かけようか。」


 俺はガルとアリスと共に奴隷商人がいる路地裏に向かう。


「へっへっへ。坊っちゃんまた来たんですかい。」

 薄汚い奴隷商人が店にいた。クリーンしたのに、また汚くなっているよ。


「ここは。」

 ガルが檻に入れられた獣人達を険しい顔で見ている。


「坊っちゃんここは買い取りはしてませんぜ。」


 ガルを売るわけないだろ。


「ガルお金はある。好きなだけ使って良い。誰を買う

 ?」


 檻の中には、不健康そうな獣人達が希望のない瞳で見ている。だがガルを見ると皆、身体を強張らせていた。


 俺ではこの人達の希望にはなれない。だがガルなら獣人達から信頼されるだろう。


「全員だ。」


「責任は全部ガルに行くけど大丈夫か?」


「もちろんだ!俺がやらないと行けないんだ!キャンディ様奴隷の身での我が儘をお許し下さい。」


 ガルが俺に対して土下座をしている。


 ダメだよ。

 俺はガルとそんな関係になりたくないよ。


「ダメだよ。俺とガルは友達だろ?」

 ガルが驚き涙を流すがすぐに涙を拭う。


「すまん。キャンディちょっとお金貸してくれないか?稼いで返すから。」

 ガルが立ち上がりおどけた様に言うが、眼は真剣そのものだ。


「もちろんいいよ。貸しだからね。それじゃおっちゃん全員買うよ。」


「坊っちゃん本当ですかい!早速契約しちゃいましょう。」


 ガルは、檻から獣人達を解放し話をしている。ガルの力で檻はぐにゃぐにゃに壊され、二度と檻としては使えそうもないな。


「獣人12匹で合計4500万エルですぜ。」

 俺は現金で支払う。獣人との契約は全員ガルが主にしてもらった。


 獣人達は衰弱していたので、宿を新たに借りた。高級宿ではなく、普通の一泊5000エル程の宿だ。


「坊っちゃん奴隷をこんな買って裏カジノに行くのかい?」

 奴隷商人が面白い情報を教えてくれた。


「ケージェーカジノには裏カジノがあるんでさぁ。俺ら奴隷商人から奴隷を買って賭けをするんだ。賭けるのは金じゃなく、奴隷を賭けるんでさぁ。」

 奴隷をお金の変わりに賭けて、お金を稼ぐらしい。奴隷を得ることも出来るらしいので、一度行ってみる必要がありそうだな。


「坊っちゃんには世話になったから、このチケットをプレゼントでさぁ。ブラックチェーンカジノへとこのチケットを黒服に見せれば裏に入れますぜ。」

 ケージェーカジノとは違う名前のカジノ、ブラックチェーンカジノは表向きは普通のカジノだが、裏では奴隷を賭けにするカジノらしい。この街2番目に大きなカジノだ。ケージェーカジノ傘下のカジノなのは知られていない。



 ガルが全員に説明を終えたので、奴隷商を出る。


 裏カジノか。


 面白い物があるかな。




毎日朝7時に次話投稿しています。


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