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世界最高のパティシエ〜罪深き男の奮闘物語〜  作者: 茄子の皮
ローズマリン伯爵家御用達店
69/95

ネオンライトオークション③

 オークションが終わり、ステージ上では落札した人達が支払いをして商品を受け取っている。商業ギルドカードで支払いをしているため、スムーズに進んでいる。


 俺達は、偉い人達が終わるのをゆっくり待っている。


 うん。このリンゴジュースは旨いな。

 グラスにリンゴジュースを注ぎ優雅に飲んでいる。


 やべぇよ。40億エルも使っちまったよ。グラスを持つ手が震え揺れている。


 田舎育ちの12歳の少年が40億エルを1日で使う何て頭が可笑しいだろ。



「楽しいオークションだったよ。まさかキャンディがここまで稼いでいたとは、冬のオークションも楽しみにしているよ。」

 ハルハーン男爵様が声を掛けて帰って行った。ありがたいね。何話したか覚えてないけど。


 他の参加者からも声を掛けてもらったがちゃんと答えられたか心配だ。まぁ大丈夫だろう。


 他の参加者は終わり、残すは俺たち3人だけになった。


「まずはおめでとうございます。楽しいオークションになりました。こちらが商品になります。」

 司会者の女性に渡される。


「ありがとうございます。次回も参加出来ることを願っています。」


「大丈夫だよ〜。ローズマリン伯爵には言っておくから。」

 レオン・ロードロス公爵様が隣で見ていた。


「僕は鑑定係なのさ。不正をしている商人や悪い噂の人には商品を渡さない事にしているのさ。44番の彼は裏の人間だね。白虎君を剥製にして売りたかったみたいだけど、キャンディ君に負けちゃったからね。」

 笑顔で言っているけど、剥製にして売るだって!酷い事するもんだね。


 ダンバルさんは、ブレスレットを受け取り、俺は共同バックとマジックバック。万能薬を受け取ってアリスに渡す。


「それにしてもキャンディ君お金持ち〜。このお金どうしたの?」


「いえ。ケージェーカジノで稼ぎました。危ない目にも会いましたけど、ハハハ。」


「ああ〜。あれの被害者キャンディ君達なの。僕もカーズって支配人に事情聴取したよ。真っ黒だったから、営業停止にしちゃったけどね。」


 営業停止か。あれだけの事をしたならしょうがないな。


「さて最後にこの白虎君の主人をキャンディ君に変えるよ。」


 契約書に血を垂らすと契約終了だ。危害を加える行動の抑制と、命令は絶対従うなどの契約がされている。



 檻が開けられ、白虎族の男性が出てきた。


「俺はキャンディ。キャンディスイーツ商会を運営する商人だ。よろしく。」


「ああ。私は白虎族の獣人ガルドラン・メルセデルだ。獣人族族長の第14王子だ。」


「第14王子。子沢山なんだね。」


「そうだな。人間では考えられないだろうが、王子が32人と王女が26人いる。俺は34歳だが第1王子は50歳を超えているぞ。」


「そうか。年上だけど奴隷の立場だから敬語は使わないぞ。」


「それで構いません」


「ガルは普通に話していいよ。立場何てどうでも良いから。」


「私はガルですか?」


「嫌かな?友達みたいな関係で行こうと思うんだけど。」


「いえ。友達ですか。いや違うな。そうだな、友達ならガルと呼んでくれ主様。」


「うん、そんな感じ。主様は止めて、キャンディでいいよ。」


「わかった。よろしくな、キャンディ。」


 俺達はガッシリと握手を交わした。良い関係が築けそうだな。



「さて、契約も終わったし解散だね。ガル君は犯罪奴隷だから解放は無理だろうけど、キャンディ君なら上手いことやってくれるよ。新しい人生を楽しんで見なよ」

 笑顔でレオン様は帰って行った。仕事が終わったのかな。


 俺達も宿に帰ろうか。




 楽しいオークションも終わり、新たにガルが仲間に加わった。





毎日朝7時に次話投稿しています。


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