剣術レベル1
今日はブライさんに、剣術を教えて貰うのだ。
スキルブックを見て剣を振ってもなかなか覚えが悪いのだ。
「どれ、キャンディがどれだけ強くなったか見てやる。模擬戦をしようか。」
木剣を渡され試合をする。
「それじゃいきます。」
身体強化を使い木剣を振るう。
上下左右から振るが、すべて受け止められてしまった。
フェイントをかけるも、ブライさんは驚くが余裕で受け止めている。
「そこまでだ!キャンディの剣術はすぐに覚えるだろう。足りないのは、実戦だな。疲れるまで向かってこい。」
ブライさんの言葉と共に、ブライさんへ斬りかかるが、全く手応えが無く、防がれてしまう。
5分ほどすると、動きが鈍くなってきた。
「強化がきれてるぞ!」
俺はマジックポーションを飲み、再度ブライさんに斬りかかる。その後30分ほど模擬戦をした。
俺はヘロヘロになり、床に大の字で倒れている。
「よし!そろそろ剣術を覚えただろう。久しぶりにステータス鑑定してみるか!」
ブライさんは、疲れた様子もなく鑑定水晶玉を取りに行ってしまった。
水晶玉に触れると、ステータスが表示された。
キャンディ 12歳
ユニークスキル ???
攻撃 D
守備 E
魔力 B
俊敏 D
器用さ C
幸運 B
スキル
火魔法Lv2
水魔法Lv2
土魔法Lv1
風魔法Lv2
清潔魔法Lv1
空間収納Lv3
肉体強化魔法Lv2
剣術Lv1
「スキルが凄く増えてるな。」
雷魔法と回復魔法のスキルブックはあるが、まだ覚える事が出来ていない。槍術と盾術もまだ覚えていない。
「どうだ?剣術は増えていたか?」
そうだ。剣術を見ようとしたんだ。他のスキルが増えていて喜んでいたが、剣術もちゃんと増えていて安心した。剣術は剣を使うと攻撃力が上がるスキルだ。
「良かったじゃねぇか。これならザコダンジョンには、行けそうだな。」
ザコダンジョンってなんだ?
「この街の近くにダンジョンは3つある。Cランク冒険者以上しか入れないアントダンジョンとスケルダンジョンだ。ザコダンジョンはスラダンジョンだな。Fランクから入って大丈夫だ。」
アントダンジョンは昆虫系の魔物が多く出るダンジョンで、スケルダンジョンは、骸骨の魔物が多く出るダンジョンらしい。スラダンジョンは、スライムだけのダンジョンみたいだ。
「でもスラダンジョンは、スライムしかいねぇから稼げない。むしろダンジョンに行くまでの方が強い魔物が出るぞ。」
道中にゴブリンやウルフが出るから、ダンジョンのスライム目当てで行く冒険者は、ほとんどいないらしい。
「興味があったら行って見ればいいさ。アントダンジョンとスケルダンジョンは、入口で止められるから、荷物持ちでなら入れるぞ。街で地図を買って見れば分かるからな。」
ダンジョンか。確か凄いお宝があるとか、素材が手に入るとか聞いた事があるな。
冒険者ギルドで聞いてみようかな。
ブライさんにお礼を言って、特訓を終了する。
ギルドの受付に向かい、ダンジョンについて調べようかな。
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