ミルクコーヒーマジックポーション
冒険者ギルドの演習場で身体強化の魔法を全力で使い、剣と盾を持って走り回る。
3分程で魔法を維持するのが難しくなってきた。
魔力が減り疲れてきたら、ミルクコーヒーで作ったマジックポーションを1本飲む。
「やっぱり魔力回復してる」
また走り回り、マジックポーションを飲む。
これを繰り返す。
10回ほど繰り返すと、マジックポーションを飲むのが辛くなってきた。今日は終わりにしようかな。
「キャンディさっきから、旨そうなの飲んでるな。それはなんだ?」
ブライさんが聞いてくる。
「これは、俺が作ったミルクコーヒーです。マジックポーションを混ぜて魔力も回復しますよ。」
ビンを1つブライさんに渡すと、怪しげに蓋を開けて飲み干した。
「旨い!けどマジックポーションなのか?鑑定士に鑑定してもらえば分かるか。キャンディ、これを1つ売ってくれ。」
「いえ。俺も結果を知りたいので、一緒に行っても良いですか?」
「そうか、一緒にいくぞ。」
ブライさんと共に、鑑定部屋に行く。魔物の素材や魔石を鑑定する部屋だ。
「ちょっとこれを鑑定してくれ。」
「ブライさん何ですかこれは?」
女性の鑑定士が答える。
「いいから。キャンディスイーツのキャラメルやるから。」
「わかりました。絶対ですよ。マジックポーションですか? 魔力量50回復なので、低級マジックポーションですね。」
「凄いな。旨いのにマジックポーションなら売れば大儲けだな。」
「それでキャラメルは、いつくれますか?」
「あ〜、キャンディどうしよう。」
どうしよう?
渡せば良いのか?
「ついでに失礼します。これも同じマジックポーションですか?」
残ったマジックポーションを大量に入れた、ビンを空間収納から取り出す。
「あれ!君はキャンディスイーツの店長さんですか!いやー安くジャムが食べれて感謝します。こちらも低級マジックポーションですよ。」
お湯やミルク割り増ししても、効果が変わらないのか。これは、良い情報だな。
「ありがとうございます。こちらキャラメル50個です。」
キャラメル50個入りのビンを女性に渡す。買えば5000エルの商品だ。新たにビンを作ったのだ。
「ありがとうございます。ブライさんが来たときは断ろうと思ったけど、キャンディスイーツの店長さんなら、喜んでやるよ。鑑定したい物があったらぜひ私に言ってね。」
女性にお礼を言って鑑定部屋をでる。
「キャンディ。これを売る気はないか?」
「いいえ。面倒なので、売りません。」
「1本800エルで買うぞ。」
「いいえ売りません。」
そんな時間はない。
「1本1000エルで買うぞ。」
「わかりました。1日50本ならいいですよ。あと低級マジックポーションを大量に買いますが良いですか?」
「わかった。まず200本あるから持っていけ。ビンはそのまま使ってくれれば良いからな。」
冒険者ギルドと契約し、納品することになった。
低級だけでなく、中級と高級マジックポーションもあったので購入した。
冒険者ギルドではマジックポーションの素材の魔薬草の採取依頼があるので、安く売ることが出来るらしい。
見習いの薬屋が作るマジックポーションは、安く買う事が出来るため、俺のマジックポーションは、1本1200エルで販売するみたいだ。高ランクの冒険者からしたら、安いらしい。
1本200エルの儲けがでるなら冒険者ギルドとしても、良いみたいだ。
俺はコーヒーとミルク、マジックポーション代金で700エル。しかも1.5倍に割り増しできるので1本400エルくらいで完成するだろう。
このマジックポーションは、スイーツ空間収納に収納出来るので、瓶詰めも楽にできるのだ。
今日はマジックポーションを飲むのが嫌なので、身体強化を使わずに筋トレを行った。
明日からは、剣術を練習しようかな。
宿に帰り、スキルブックを読む。なかなか他の魔法を覚える事ができないな。
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