俺が店にいない日
今日は朝、店に顔を出して商品の補充をしてから店を出る。護衛の人達は、トルマの仕事人から2人とホワイトマジックの2人が基本固定みたいなので、トルマの仕事人の残り3人が仕事の流れを覚えてくれたら、俺がいなくても問題なくなりそうだ。
冒険者への依頼料金をいつも2人で受けてくれたので、10000エルに上げておいた。他の冒険者になるときには、調整しようと思う。
俺は今日街で必要な物を購入しようと思う。
まずフルーツジュースを入れる樽だ。大きさは、500杯入るほど大きな樽になる。これをフルーツジュース3種類なので、12個注文した。あとフルーツジュース用のコップも注文しておく。基本店の庭で飲んでいるが、コップを持ち帰る人もいるのだ。今までは木のコップだったが、見栄えを良くするためにグラスを用意しようと思う。
グラスなら高級なレストランでも使われるので、180エルのフルーツジュースも高級に見えるだろう。
俺がグラスのコップで飲みたいだけだけどね。
ジャムとクッキー、飴玉のビンも大量に注文しておく。麻袋も大量に注文する。麻袋は、買った商品を入れるのだが、次回の買い物で持ってくる人が少ないのだ。
「袋の料金も取るか考えようかな。」
一袋20エルにすれば、楽になるだろう。
自前の袋でも。良いがせっかくならキャンディスイーツの袋を使ってもらいたい。
次に魔法道具屋に行く。これが今日一番の目的で、スキルブックを購入するのだ。
絶対必要なのが、クリーンの魔法だ。
クリーンのスキルブックは、一冊10万エルだ。店で使えるのが、ダンベル君だけで、ホワイトマジックの二人も使える。
「いらっしゃいませ。キャンディ君の店凄い売れてるね。」
魔法道具屋の店主さんが話しかけてくる。
「どうも。今日はクリーンのスキルブックを買いに来ました。店員にも使いたいので、何冊かください。」
俺は絶対使いたい。あとジェーンさんは、料理をするので使えたら便利だろう。
「なるほど。けど全員分買うのかい?」
8冊買うと80万エルかかってしまう。それは無理だ。お金が無い。
「そうですね。今日は2冊ください。あとは冷蔵の魔法道具は、ありますか?」
「2冊だね。あとは冷蔵か。大きさはどのくらいだい?」
フルーツジュースが入る樽を目安に伝える。
「それならこれだね。樽を入れてたまま、注ぐ事が出来る魔法道具だね。魔石一個で10時間もつよ。値段は50万エルだよ。」
50万エルか。高いな。
「すみません。お金が足りないので買えません。」
あと数日あればお金が出来るが、今はない。
「そうですか。少し小さいのもありますよ。」
いろいろな冷蔵の魔法道具を見ると、ケーキを入れるのに丁度いいのがあった。
ガラスの入れ物で3段の仕切りがついている。
「これに、このケーキは何個入りますか?」
スイーツ空間収納からイチゴケーキを1ホール取り出す。
「ほう?このケーキは、キャンディ君の店で売るのかい?そうだね。これなら1段5つかな。ケーキが潰れてしまうから余裕を持った方がいいね。」
きっちり入れたら、6個はいるが、隣とぶつかって崩れてしまうだろう。
30万エルか。凄く欲しい!
でも今は、いらないかな。
「そうだ!キャンディ君ギルドカードで契約すれば、売ってもいいよ。君の店なら一月で稼げるだろうから、売ってあげるよ。」
契約か!そんな方法があるのか。
「樽が入る魔法道具を3つ。このケーキを入れる魔法道具は1つでいいかい?」
合計180万エルになる。スキルブックも合わせると、200万エルだ。
「よろしくお願いします。このケーキは、お礼で店主さんに上げます。店の人達と一緒に食べてください。」
「ありがとう、いいのかい? それじゃ契約しようか。」
店主さんと契約し、魔法道具とスキルブックを空間収納にしまった。借金200万エルだが、期限も利子もない契約になっている。
「ありがとうございます。魔石も買っていきます。」
店で魔石を買い、お礼を言って店をでる。
魔石の値段は、冒険者ギルドでの買い取りより1.5倍の値段で売られていた。自分で取りに行こうか、悩み所だな。
次はロイヤルスイーツ商会に行ってみよう。
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