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えっ俺がコスプレの十八番だった大賢良師張角に!?朝廷が思ってた以上に腐ってたので念入りに内政をして黄天の世を築きたいと思います  作者: 揚惇命
プロローグ

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天国と地獄

 皆様、お久しぶりです。

 作者の揚惇命です。

 本日より毎週月・水・金の0時に『えっ俺が』シリーズの続編を投稿していくので、宜しくお願いしたします。

 では、早速プロローグの方をお楽しみください!

 それは高校生活最後の友人たちと過ごす楽しい卒業旅行になるはずだった。

 俺の人生を一変させたあの事件が起こるまでは…。


 ???「おーい良師!こっち来てみろよ。青い空、透き通った海!そしてビーチに可愛い女の子!最高だよな沖縄の海って!」


 大賢「あぁ。だな!北海道か沖縄で悩んで、沖縄を選んで正解だったよ満成《みつなり》」


 俺は仲のいい友人3人を誘って沖縄に卒業旅行に来ていた。

 そして、俺に話しかけてきたコイツは満成だ。

 俺と一緒に卒業旅行に来た親しい友人の1人だ。


 ???「良師に満成。お前ら、もしかして私服でナンパするつもりか?」


 水着に着替えてここにやってきた色黒の男は元義《もとよし》だ。

 一番チャラい見た目をしてる割に俺たちの中で1番硬派な男だったらする。

 勿論、俺の親しい友人の1人だ。


 満成「んなわけねぇだろ元義」


 元義「だったらいいが、お前らナンパ目的ならぼーっとしてると良い女は葉切《はぎり》にナンパされると思うぞ」


 満成「いけねぇ!葉切のこと忘れてた!俺たちもすぐに着替えようぜ良師!」


 大賢「おぅ」


 というかこのビーチに着く前から水着を着込んできた葉切は、見た目詐欺の男で、一夜の過ちなんて浮気に入らないぜがポリシーの生粋の浮気男だ。

 まぁ、今日はアイツの彼女も来てないから羽目を外しまくっている頃だろう。

 そして、俺は裏で3人の名前を俺が好きな三国志の登場人物の1人で、黄巾党に所属していた武将に当てはめていたりする。

 満成は、張曼成《ちょうまんせい》。

 元義は、馬元義《ばげんぎ》。

 葉切は、波才《ハサイ》。

 最後は少し強引かも知れない。

 実は、俺が部長を務めるコスプレ部の仲間でもある。

 仲間の紹介はこれぐらいにして、俺たちも海に繰り出した。

 結果は…。


 元義「いやぁ泳いだ泳いだ!」


 満成「惨敗だ」


 葉切「満成ちゃん、どうしちゃったの〜?僕が引っ掛けた女の子でよかったら1人、お裾分けしようか?」


 満成「テメェのおこぼれなんかいるかよ!俺は、ナンパ目的だったけど彼女作りに来たんだよ!テメェと一緒にすんな!」


 葉切「いやぁ。だったらあのナンパの仕方はないよ。あれじゃ、女の子全逃げも納得だよ〜」


 満成「クソが!」


 元義「まぁまぁ、それぐらいにしておけ。葉切、お前わかってると思うがこのことは全部、報告するからな」


 葉切「待って待って!元義ちゃん、そりゃないって!アイツ嫉妬深くて、ヤンデレ気質なの知ってるっしょ!」


 元義「だったら、今回誘った女の子は全員キャンセルしておけ。そもそも俺たちの卒業旅行に女は要らん!」


 良師「確かに元義の言う通りかもな。俺もあわよくばを狙ったけど惨敗だったし。このメンツで集まれる機会も残り少ないかもだしな」


 満成「しんみりさせんなよ良師。大学はバラバラだけどよ。コスプレは続けるつもりだしよ。海外に行くわけじゃねえんだからさ。会おうと思えば会えるって」


 良師「だな!」


 俺たちは、水着から私服に着替えた。

 その時に手にした携帯がチカチカしていたので、中を開いてみた。


 良師「あれっ。知らない番号から何回か着信がある」


 満成「何回も同じ電話番号からならイタズラ電話じゃなさそうだし、かけてみろよ」


 良師「あぁ」


 プルルルル。

 ガチャ。


 ???「こちら、宝角《ホウカク》総合病院です」


 宝角総合病院?

 確か、親父とお袋の務めてる病院だよな?

 でも俺に用なら病院からかけずに家からかけるよな?


 良師「そちらから何度もお電話を頂いていたのですが」


 ???「もしかして、良師さんですか?」


 良師「はい。今、友人と沖縄に来ていまして。父や母に何かありましたか?」


 ???「良師さん、落ち着いて聞いてくださいね。大賢先生と婦長は、先程息を引き取りました」


 はっ?

 親父とお袋が死んだ?

 この人は何を言ってるんだ?

 それに俺の名前も知ってるようだし。

 意味がわからない。


 ???「驚かれるのも無理はありません。家が放火されて、一家全員が運ばれてきました。弟さんと妹さんは、一命は取り留めましたが大賢先生と婦長は、うぅ」


 あぁ、この声。

 今思い出した。

 母が可愛がっていた看護師の人で、名前は確か柊木《ひいらぎ》さんだ。


 良師「そうですか…親父とお袋が。いきなりのことで、何も言えないんですが俺はどうしたら良いですか?」


 柊木「弟さんと妹さんは一命は取り留めたのですがまだ意識が戻っていなくて、こんなこと今お辛い状態の良師さんにとても言いたくありませんが…このまま目を覚さない場合」


 良師「脳死扱いになると」


 柊木「はい…。生命維持装置で命を繋ぎ止めて回復を待つのかの判断を良師さんにしてもらう事になります…。」


 良師「わかりました。今からそちらに向かいます。到着は夜になりそうですが宝角総合病院の方に向かえば宜しいでしょうか?」


 柊木「はい。急患用の裏口から入ってきてください。お待ちしております」


 ガチャ。

 ツーツーツー。


 満成「良師、お前大丈夫か?途中からずっと涙が」


 良師「皆んな、黙って見守っていてくれてありがとうな。親父の勤めてる病院からでさ。親父とお袋が亡くなって、弟の遼《りょう》と妹の綾《あや》が意識不明の重体らしいから俺、今から帰るわ。悪いな楽しい卒業旅行に水刺しちまった。みんなは、予定通り」


 満成「馬鹿野郎!そんな辛そうなお前1人で帰せると思ってんのか!俺も帰る!」


 元義「あぁ。俺たちに何ができるか分からないがお前の側に寄り添ってやる事ぐらいならできる」


 葉切「そうそう。こういう時こそ俺たちに頼ってよ良師ちゃん」


 ほんと涙がとめどなく出てくるよ。

 コイツらの優しさと親父とお袋を亡くした喪失感に。

 ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

 少しでも楽しい・面白い・続きが見たいと思って頂けましたら、下にある⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎から評価してくださいますと執筆活動の励みとなります。

 それでは、次回もお楽しみに〜

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