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幕間_その7_あたたかい戦い
視点:山田ヒロアキ→高島さき
あたしは、皆のことが好き。
だからあたしも戦う。
そうだな、山田君みたいのとは違う戦いだし、加賀君や新渡戸君とも違うし、級長さんとも違う戦い。
あたしは、みやこちゃんの秘密を知らなかった。
加賀君の秘密を知らなかった。
新渡戸君の秘密を知らなかった。
山田君の秘密を知らなかった。
学級委員のえーと名前なんだっけ……その、級長さんにも秘密があるなんて思いもしなかった。
無知が罪だって言うんなら、あたしは十分罰せられていいんじゃないかな。
あたしは何も、知らなかった。
でも、知ってしまった。この時から、あたしの戦いが始まった。
新渡戸君流に言うと、「あたたかい戦い!」とか言うのかな?
たたかい、を繰り返し言うことで洒落た言い回しにするとかなんとか。
よくわかんないや。
嘘は嫌いだった。
優しい嘘もあるんだって知っているつもりだった。
でも私は山田君の話を聞いて初めて、優しい嘘があることを知った。
さぁ、どうやって元気を取り戻そうか!!




