38話 訳
カラカラカラ
ゆっくりと扉が開く音が
静まり返った
室内に響いた
「4分2秒の大遅刻
言い分はあるか?」
声変わりをし始めたような
まだ幼い女性的な声がした
「まったく
生徒も生徒
教師も教師だな」
外見は
20代
いや
10代と言っても
納得されそうな
幼い顔つきの女性が言った
「それで?
この白紙の報告書を
今まで書いていたと?」
うつむき
床に正座して
すごく反省してます
と言う感じの2人の教師を
見ながらそういった
「馬鹿にしてんのか?」
目つきが鋭くなり
「こんな
紙切れ一枚
10分もあれば
書けるだろうがぁ」
ビリィィィ
と破り捨て
「おい!
時間厳守って
言ったよな?
おぉ???」
「「はいぃ」」
「私はなぁ
時間を守らない奴が嫌いだ
だが
それよりもな
つまらん嘘つく奴が
大っ嫌いでなぁ
どうせ
どっかで
道草食って
遅れたんだろ?
そうなんだろ?
ああぁぁあ?」
凄まじい剣幕で言った
「「そ、そうです
そうです
そうなんです」」
頭を
ブンブン縦に振りながら言った
「素直でよろしい」
と急に笑顔になった
((ほっ))
そう落ち着いていると
「もし次つまらない
言い訳してきたら・・・・・
特製の猛毒を浴びせるから
楽に死ねると良いわね
そのつもりで」
その笑顔を向けた
「「・・・・・」」
表情が強張った
それを見て満足したように
「さて
どうでもいい報告書は
書いて来ていないようだけど
会議と行きましょうか」
と座っていた席に戻って行った
そのやり取りを
見ていた周りの教師達は
(((((どうでも良かったんだ)))))
と半分呆れていた
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