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前科ありの男が幻想入り  作者: ハヌア
自宅建設編
38/55

蘇るな過去

更新が遅れて申し訳ございません・・・

「じゃあいくわよ!死ぬなよ!」

エリーがたくさん弾幕を放ってくる。それをギリギリで避けていく。

いつになったら終わるんだ?こっちは人間なんだからいつか限界はくる。あんなスピードの弾が直撃したら・・・

頭によぎる光景を振り払い、ひたすら彼女の弾幕を避けることに集中する。


「くう・・・人間の癖にしぶとい!」


痺れを切らしたのか、よりいっそう攻撃が激しくなる。やめてくれ・・・


「うっ!?」

「あ・・・」

一つ、腹に命中した。痛い・・・かなり痛い。


「だ・・・大丈夫?ちょっとやりすぎたかな」

エリーが駆け寄ってくる。


・・・ちょっと?


その言葉に何かを感じた。

この痛みはその程度で済むものなのか?あの時の妖怪の苦痛に歪む顔が脳裏によぎる。

痛みが怒りに変わり、殺意に変わった。

外の世界で犯した罪をここでも繰り返してしまいそうになる・・・


「あああ・・・殺し・・・いや、しない。クソ!許さな・・・」

「ちょっと・・・どうしたの?」


すまない、エリー。あんたが全部悪い訳じゃないのに!


次の瞬間、ヘンリーはエリーの首を締めた。

「うぐっ!?な・・・なに・・・すんの・・・よ!」


人以上に力がある彼女でも、その手を振り解くことはできなかった。


「この野郎!この・・・この!」

怒りで頭がいっぱいだ!何も考えたくない!ただこの女を・・・


「えいっ!」

ヘンリーの体に電気が走り、倒れた。

解放されたエリーは床に手を付いて咳き込む。


「ケホッ!ケホッ!はあ・・・」

「大丈夫?」


前でエリーを心配そうに見ているのはくるみだった。


「なんとか・・・ふう。」

「何があったの!?」


エリーはくるみに一連の出来事を話した。



「そっか。こいつ、危ないヤツなのかな?」

「わかんない。でも何か理由がありそうよ。なんかわけわからんこと言ってた。とりあえず、寝かせよう」


そしてヘンリーは二人に夢幻館の奥の部屋に運ばれていった。

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