↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
88/102

第85話『災厄の継承者』

 ゴゴゴゴゴ……!!


 封印の中心に刻まれた紋章が砕け散り、膨大な魔力が空間を揺るがした。


「ッ……この魔力……!」

 ユークは剣を構えながら、一歩後退する。


 目の前で、黒い霧が渦を巻きながら形を成していく。

 やがて、それは 異形の鎧を纏った男 の姿になった。


 漆黒の甲冑。

 血のように赤い装飾が施され、その胸元には 不吉な紋章 が輝いている。

 頭部には 獣の角のように鋭く歪んだ兜 をつけていた。


「……封印が解かれたか」


 低く響く声。


 ユークは警戒しながら問いかける。

「お前は誰だ?」


 男は一瞬だけ沈黙し、それから 嘲るように笑った。


「我が名は ザヴァート 。かつて『災厄の継承者』と呼ばれた者だ」


「ザヴァート……?」


 グランが息をのむ。

「まさか……! そんなはずはない……」


「知っているのか?」

 ユークが尋ねると、グランは険しい表情で頷いた。


「ああ……歴史の闇に葬られた 最悪の魔術師 だ」


 グランの説明によれば、 ザヴァートは数百年前に滅んだ邪悪な王国の生き残り であり、かつて世界を破滅させかけた存在だった。


「しかし……貴様は数百年前に封印されたはずだ!」


 グランが問い詰めると、ザヴァートは静かに微笑んだ。


「封印が解かれた今、それがどうした?」


 次の瞬間—— 空間が歪んだ。


 ザヴァートの周囲に黒い魔法陣が浮かび上がり、そこから 無数の魔物 が溢れ出してくる。


「くっ……!」


「ユーク! 来るわよ!」


 セリナが杖を構え、警戒する。


 だが、ザヴァートは魔物たちを指揮することなく、ただユークを見つめ続けていた。


「……面白い。お前からは異質な魔力を感じる」


 ユークのスキルの 「万能適応」 に興味を持ったようだった。


「試してみるか……お前が、この力に適応できるのかどうか」


 ザヴァートが指を鳴らすと、魔物たちが一斉に襲いかかってきた——!!


  最終決戦の始まりだ!


読んでいただきありがとうごさいます!

この作品が面白かったら、感想、ブグマ&評価(下の星マーク)をお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。