プロローグ(自己紹介)
※上記の写真は加工が入っております。
はじめまして。……あるいは、ただ『こんにちは』と挨拶するべきだろうか。
本作を開いていただき感謝します。
いきなりですが、まずは私の基本ステータスを提示しておこう。
【名前】 仁覚
【性別】 不明(笑)
【属性】 どM??
【状態】 こじらせ処女&非童貞
【特技】 舐め猫
【称号】 生まれた時の記憶を持つ者
【搭載されているバグ】
・発達障害(ASD、ADHD、LD)障がい者手帳の取得済み
・下垂体前葉機能低下症 指定難病受給者証の取得済み
※ちなみに、両方ともに二次障害が多々発生しているハードモード仕様。
【好みのタイプ】
・男性:アンソニー・ホプキンス
・女性:サマンサ・モートン
※このチョイスで私の精神構造を察してほしい
見ての通り、私の脳内と身体は生まれた時から少々バグを引き起こしている。
普通の人間なら絶望するかもしれないコンボを食らっているわけだが……「何それ、私は私です」という図太い精神だけで、今日まで生き抜いてきた。
そんな私が、なぜ今になって自叙伝などというものを書き出し、己の人生を振り返ろうと思ったのか。
理由はひとつ。最近、父が亡くなったからだ
父が亡くなった日、私は写真を撮った。
幽霊がいるかどうか、父は私を見ているのか、何枚も自撮りをしていたら、急にバカらしくなり泣けてきた。
ポロポロ……ポロポロ……
やがてそれは、止まらなくなり、撮るのをやめた。
喪失を経て、私はふと立ち止まり、自分自身を見つめ直したくなったのだ。
バグだらけの脳内を抱え、社会や肉体の理不尽とどう戦い、そして、どんな家族に囲まれてここまで歩んできたのかを。
この物語は、私による、私のための自己分析であり、ルーツを辿る旅。
そして、紛れもなく私が体験したノンフィクションである。
笑い飛ばすもよし、呆れるもよし。私のバグだらけの人生録が、少しでもあなたの暇つぶしになれば幸いだ。
それでは、私が最初に自我を獲得した「あの狭くて苦しい場所」の記憶から語るとしよう――。




