表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
先祖代々勇者です。  作者: ばなな
1/8

プロローグ

初めまして。こんにちは。ばななと申します。前回のド下手な小説(?)を見て、反省しました。今回は、前より頑張って書いたので、厳しい評価を、宜しくお願いいたします。

うおおおおおおええええええ!?

マジで!?

マジすか!!


よし。落ち着け、私。

頬を縦に、横にと、つねってみる。

うーん。


現実っぽいな・・・



今日は、12月31日。

一年の最後の日。 つまりは大晦日だ。



普段、私は、掃除など面倒な事はしない。

だが、1年を締めくくる今日としては、さすがに・・・

と、思った私は、長屋の掃除をある程度終わらせると、いつもならばゲームを始める所だが、

裏庭にある蔵へ向かった。



今は海外に行っている両親からは少し話を聞いていたが、実際に中を覗いた事は

ほとんどない。


ほこりまみれの扉を押してみると、中は、思っていたより広かった。

中に入ると、強烈なほこりの匂いがする。

たくさんの箱や、風呂敷、書物などが並んでいる。


その中で、私は、ひときわ目を引く書物を手に取った。

古い物とは思えない、綺麗な、洋風の装飾。

表紙をめくると、見た目に合わず、古風な日本語で、何か書いてある。

私の、唯一できる勉強は古文だ。


よし。読もう。


フム、フム・・・



うおおおおおおええええええ!?



そして、振り出しに戻る。



私は、今、目の前にある現実を受け入れられていない。

そこには、とんでもない事実が書かれていた。



そこには、長々とした文と、何かよく分からん家系図が書かれていた。

その家系図には、勿論、私の先祖達の名前が沢山書かれているわけだが、

その名前が衝撃だった。



・・・何か見た事あんだけど。



私がいつもプレイしているRPGゲーム。

そのゲームに出てくる勇者達は、実際の人物をモデルにつくられたという。


が、その勇者達の名前が、私の先祖達の名前にそっくりだった。



祖父は、最初に選べる、ノーマルステータスの勇者。

祖母も、同じような感じ。


曾祖父母は、ある程度ゲームを進めた所で選べるようになる、割と強い勇者。


高祖父母は、魔王に勝つと選べるようになる、最強(?)の勇者。



え・・・



もう言葉とか一生出てこない気がしてきた。

何これ。嘘でしょ。


私の先祖ってこんなふざけた人だった系か。


いや、待てよ。


何かそれっぽい物ないかな。剣とか装備とか・・・



お目当ての物は、案外すぐに見つかった。


書物の隣にあった、いかにもそれっぽい、長い箱があった。

その中に入っていたのは、思った通り、剣だった。


何か思っていたのと違う気がする・・・。


何か、 ダサい・・・


よし。振ってみよう。



おおおおおおおおおお!!!



・・・ 何もならねー。

光ったりもしないし、それ以前になにかが切れる感じもしない。


私の先祖はただのSFファンだったのか・・・


よし。他にも何か探してみよう。


来ました。お馴染みの装備。

何か鎧みたいな、重そうなヤツ。


よし。着てみるか。



着てみると、ゴワゴワしていて、動きにくい。

何か暑苦しいし、脱ぐかー。


あ、でも、もいっかい、剣振ってみるか。

装備で覚醒したり・・・ しないかな。



おおおおおおおおおお!!!



・・・ 何もならねー

分かっていたよ。うん。


此処は現実。

こういう非現実的な物は通じないよねー。


よし。脱ごう。



・・・あれ??


何か脱げないんだけど。

なんで?


トリセツとかないのかなー。


あ、あった。


箱から取り出した取説をめくる。

そこに書いてあったのは、



m9(^Д^)プギャーwwwwww



無駄に余白のある、色あせた1ページ。

そのど真ん中に、手書きの雑な文字で書かれていた。


何かすっげー苛立ってきた。

そりゃあこんなの見れば誰でもムカつくわな。


で、どうしよう。

脱げねー。

これ一生着て暮らすのとか絶対無理ー


よし。まず出よう。この薄暗い蔵から。


何とか入口まで歩くと、ほこりまみれの扉を押してみる。



あ、


異世界っすか。


扉を秒速で閉める。


もしかして、どこ〇もドア的なヤツっすか。

よし。「家の庭」って念じよう。



・・・完全異世界っす。

終わった。


もう年越しテレビは一生見れないのか・・・

何とか戻る方法を見つけなければ。


蔵の中を探しまわる。


えー。ろくなもの無いんだけど。

もう終わった。私の先祖は何がしたかったんだ・・・


冒険に出ろって事かー


んーでも、悪くはないかも・・・?

いや、ゲームでみるような甘いものじゃないはずだ。

でも、暑苦しい生活から抜け出せる!

気を抜いたらすぐ死ぬかも・・・


私の中の天使と悪魔が言い争いを始めた頃には、

私はもうすでに悪魔の味方になっていた。


よし、行こう。

私はくそダサい剣を手に取ると、入口の方へと向かった。

ほこりまみれの扉を押し、

まだ見ぬ異世界への第一歩を踏み出したのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ