没ネタ其の三 別パターンのエピローグ
本日四回目の投稿です
実は元々考えて居たエピローグは此方だったりします
「世界とか、救ってみない?」
「世界とか、救ってみましょうか」
でペアの会話でした
が
色々ぐだぐだ考えた結果
没にしたエピローグです
唯一春田さん視点のお話になって居ます
本編版のエピローグが正規のエピローグなので
if扱いのお話としてお読み下さい
「世界とか、救ってみましょうか」
其の決して強くない双肩に、地球の存続を乗せられた彼女は、極々軽い口調でそう言った。
最期に見た彼女の笑みを、僕は未だ忘れられない。
何故、彼女だったのか。
彼女の、何だったのか。
答えを知る術の無い問を、繰返し続けてしまう。
彼女は可愛い。弱く、優しい。
僕ならば、彼女を殺したりはしない。
なんて、彼女殺しの主犯である僕が言っても、何の真実味も持たないけれど。
世界の危機は去った。
だと言うのに、苦しくて仕方が無い。
彼女の犠牲が描いた未来が、此で良かったのかと、事在る毎に考えてしまう。
つまらなそうな顔をしたひとを見ると、死ねば良いのにと思う。
彼女が度々、口にした言葉。
彼女は自身に向けて死ねば良いのにと吐き捨てながら、死にたくないと泣いた。夏川晴史の前で。
彼女が僕の前で泣く事は、遂に無かった。
最期の時でさえ、彼女は涙を見せなかった。
少し、悔しい。
犠牲の上の平和を、有難がって居る人間の少なさに、怒りすら湧いて来るけれど、こんな状況を知った彼女は、そら見た事かと笑うのだろう。
彼女の言う通り、人間は、何処かしら、利己的なのだろう。
だから彼女は、世界の為にではなく、自分の為に犠牲になった。
軽やかに笑って、ひとり、満足して。
残された者の事等、知った事かと言いた気に。
「わたしが居なくても、世界は変わらない」
そうだね。
大多数の世界は、変わって居ないよ。
「わたしは唯の、ちっぽけな存在なんだから」
そうだね。
大多数の人間は、“君”を知らない。
「あなたは任務をこなしたんだから、悲しむ必要なんて、無いはずでしょう?」
そうだね。
君の心を動かしたのは、僕じゃなかったけれど。
君の命は平和を描いた。
誰も有難がらない、当たり前の日常と言う掛替えの無い平和を。
多少とは言えない変化は在れど、紛れ無い、平和を。
けれど、
多少でない変化の中の、極々小さなひとつの変化は、暫くの間、僕の中に傷を生み続けるだろう。
拙いお話をお読み頂き有難うございました
此方のエピローグだと世界が救われちゃってるんです
話の結末的には此方が流れが良いしすっきりするかなとも思ったのですが
其だと凄く萩沙ちゃんに都合の良い話過ぎる上
最後だけ視点変更も変だろうと没に
此方は没ネタでif扱いですので
世界が救われたか否かは皆様のご想像にお任せします
こんな所迄お付き合い頂き本当に有難うございましたm(__)m




