ステータス
そんなこんなで時は立ち、産まれてから10ヶ月目となった。
この頃にはもう母の母乳は出なくなっていて、乳の入った瓶を吊るして屋敷を徘徊する事はなくなっていた。
一部のメイド達に限っては凄く寂しそうにしていたとか。
さて、俺はその間に何をしていたかと言うと、父の書斎にある本という本を種別関係なく端から順に読みまくった。
何故って?それはこの世界を知る為と、とてつもなく暇なのさ!
だけど、それだけ読むのは良いが実際の所、頭に入ってるの?と聞かれれば、入るんですよコレが、入っちゃうんですよぉ!
そらもうビックリするぐらいに一語一句パソコンのメモリーのようにね!
「本当になんなんでしょうね?私ったらこの世界の天才としか思えないわ!フォー!!」と頭のおかしなオカマ口調になってしまう程だ。
そして更に、本の中には数多くの魔道書もあった。
主にこの世界に存在していた色々な魔法が記載されていて、色んな魔法がある事を知る。
前にも言ったと思うが、魔法は七属性あり、色んなランク付けがされていたのだが、七属性ある内の無属性は少し特殊と書かれていた。
何が特殊なのかという点だが、確かに無属性にも色んな魔法があり、ランク付けもされている。しかし、まれにごく僅か少数だが、その人個人でしか使えない魔法もあるらしい。
例えば【アイテムボックス】。
この魔法は異空間に物を収納する魔法らしいのだが、これはどれだけ魔法の才があったとしても生まれ持った資質が無ければ発動する事はできない。
本当に大まかな例とすれば魔法の才能が無く、初級ですら難しい人でもその才能があればできてしまうのだ。
しかし使えるからといって多くの物を収納できるのかと言えばそうでは無い。
異空間に物を収納できるスペースは魔力の量で決まるらしい。
これはまだ説明がついてはいないらしいのだが、じゃぁ魔力を消費したら異空間のスペースも狭くなるの?といえばそうではなく、そこは本人の本来持つ潜在魔力量と同じのままらしい。
っつか魔力量って事は測れるのかな?どうやって分かるんだろう?
まぁとりあえず魔力が多ければ多いほど大量の物を入れれると理解しとこっと。
よし。とりあえず俺にそのスキルがあるかどうかを確認してみよう。
実践あるのみ!
頭の中で【アイテムボックス】と念じてみると、目の前に透明のパネルが現れた。
前世でいった所のタブレットぐらいの大きさだ。
「これは使えたと思っていいんだよな?とにかく入れれるかどうかを試してみよう。」
試しに近くにあった羽ペンを手に取り、収納をイメージする。すると、手に持つ羽ペンが消えてパネルが反応し、スクロールの一番上に羽ペン(1)と記入された。
「おぉ!できちまった。」
喜びの表情を作り両手を目の前でパチンと叩く。
因みに言うが、俺は喋っているつもりでも実際はこういう感じだ。
「ばぶあー!あぶぶ!ちゃいちゃい!」
滑舌がまだ動かしずらい為、人から見れば書斎で本を見てテンションがアゲアゲのわけのわからん幼児だ。
しかしだ!これはなかなか便利だぞ。あとはどれくらい入れれるかって所なんだが‥。
周りを見渡し入れれそうな物を探すと、この部屋には本ぐらいしかない。
だが、本を一つ一つ入れていっても良いが、それだと手間がかかりそうだし、元の位置に片付けるのも面倒だと思い、今日の所はこれも出来ただけで良しとしておこう。
気持ちを切り替えて、次のページへと進めていく。
するとアイテムボックスと同じ才能を持つ者しかできないとされている【ステータス】という無属性魔法が書かれていた。
ステータスとな。
俺はもしやと思い、直ぐ【ステータス】と念じてみる。
また透明のパネルが目の前に現れる。
そこに目を通すと
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ハル・フォン・エステード 0歳
種族・ハーフエルフ
性別・男
Lv 1
魔力量…+5
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固有スキル。
翻訳(Lv10)完全記憶(Lv10)鑑定(Lv1)探知(Lv:1).隠密(Lv1).#創造魔法__クリエイティブ__#(Lv10)全属性耐性(Lv10)+10
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適正スキル
火属性(Lv10)水属性(Lv10)風属性(Lv10)土属性(Lv10)闇属性(Lv10)光属性(Lv10)無属性(Lv10)
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加護
全守護神の加護。
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なんじゃこれ!?




