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かっとばすぜ!

「今、探していたって。」


俺の言葉に反応して、カルラは俺に視線を向ける。


「ん。ずっと‥探してた。一つは見つけてるけど私じゃ抜けなかった。そしてもう一つはハルの手に。」


は?今何て言った?


「えっ?ちょ、ちょっと待って。今聞き捨てならない一言が耳にはいったんだけど!一つの在り処はもう分かってるの!?」


「うん。」


当たり前の様に頷くカルラ。


「ど、何処にあるのさ!?」


「私の‥実家。」


「実家ぁ!!!!!!!?」


以外すぎる程近くにあったぁ!!


「やったなハル!思ったよりも我が同士の巡り合わせは近いぞ!」


黒曜丸も歓喜し、俺の背を叩く。


いてぇよ!


「ってか実家って言うとフェアリー族の隠れ里とか」


「ん‥。何で知ってる?」


「いや、その件についても今日カルラに聞こうと思ってたんだよ。」



〇〇


事の経緯を話した。


「そう。‥わかった。けどアレは宝だから一般人は入れない部屋。けど‥私と一緒なら部屋にも入れる。」


「おぉ!マジか!ありがたい!流石は魔法剣騎士だね。一国の宝みたいな物の部屋に存在だけで入れるような権力があるなんてすごい。」


「違う。私‥こう見えてフェアリーの王族。」


マジか!!?


「王族なの!?」


 驚く俺に何故かシスカがドヤ顔を見せる。


「どう?すごいでしょ?カルラは私の憧れなんだから!」


 姫で戦えて最強。たしかに憧れの存在だよな。


 おっと話しがそれてしまった。


 問題はそこへどうやっていくかだ。


「フェアリーの隠れ里って何処にあるの?」


「む。‥馬車が使えない南の山を3つ超えて8日程いった…所。」


片道8日!?


遠ッ!!


とてもじゃないが、すぐに行って帰るなんてことは出来そうにないな。


 そもそも確か、この領地を出るには騎士か、冒険者登録したランクCランク以上じゃなければ自由に出れない。


また、一般民の場合は護衛をつけての移動でお金もかかる。


父さん母さんにお願いするのも忍びない。


ん?まてよ。


俺は閃く様にニヤリとする。


歩いて山を越えるから遠いのであって飛んで行けば直ぐ着くんじゃない?


その表情にシスカが訝しむ様に首を傾ける。


「どうしたの?」


「あ、うん。ちょっと思いつきでね。」


「思いつきでそんな黒い表情でニヤリとするの?」


少し引き気味でシスカが俺に言う。


う、そんな顔をしていたのか俺は?


「うしし。痛い所をつかれたど。」


あざ笑うプーたんのケツにレビテーション尖った石を浮かせてカンチョーする。


ブスゥ!!


「ぬうぉ!!!」


泡を吹いてピクピク倒れ込むプーたん。


勿論皆には気づかれない様にだ。


それを知らず見たシスカが歩みより安否を確かめる。


「プ、プーちゃん!?ど、どうしたの?」


と、心配そうにプータンを抱え上げるシスカには笑ってこう誤魔化す。


「大丈夫だよ。たまに妄想でプータンは倒れるんだ。軽い発作みたいなもんだから直ぐに良くなるよ。」


「え?え?」


動揺するシスカに対して黒曜丸は苦笑いを浮かべて引き気味に俺を見る。


「鬼だな。」


その発言にカルラも頷く。


「ん‥鬼。」


見えてたのね!!


流石は魔法剣騎士団長様と伝説の4刀!!


軽く咳払いし、話をもどす。


「カルラ。い、いきなりだけど、今からフェアリー族の住む場所に行けたりする?」


「え?フェアリー族の里は遠いのよ。無理に決まってるじゃない。」


えーと、カルラに聞いたんだけど、まぁここはスルーだ。


「シスカの言う通り流石に急でそんな長い期間、この城を開けることは‥カルラもできない。けど今日は非番なんだよね?」


「確かに非番‥ではあるけども。」


「ならいいや!俺にいい考えがあるんだぁ。」


ニヤリとする。



〇〇〇〇



「きゃー!!!落ちるぅ!!!」


「ぬぉぉ!!楽しいっどぉ!!」


現在俺達は上空で物凄いスピードを出し飛んでいる。


そう。レビテーションを使ったのだ。


速く動く為の魔力量とコントロールさえ身につければ俺にとっては何ら大したことはない。


「まさか古の魔法を使って行くとは思いもしなかった。」


カルラも驚きを隠せないようで、目を見開いていた。


でもその飛翔する状況を楽しんでいる様で目はキラキラとしていて良い表情だ。


それに比べて‥


「きゃぁ!!!高い!!怖い!!助けてぇ!!」


しかしシスカは騒がしい。


涙目で喚いている。


高所恐怖症なのかな?


「シスカ。大丈夫だって。ほら俺の手を。」


と、俺はシスカに手を差し出すと、急に頬を染めさっきまで騒いでいたのが嘘の様に恐る恐る俺の手をシスカがとった。


「そうだ。大丈夫。俺がいる。」


そう言ってあげると、シスカはギュっと俺の手を握り返した。


「ハル」


ほんのりと赤らむ頬で俺を見上げるシスカ。


どうやら安心した様だな。これなら‥。


「よし!皆!もう少しスピードだすから心してね!」


「え?」


「ひょぉぉ!!!ハル!やってくれどぉ!」


「む!。いつでも大丈夫。」


「どんとこい!!」


「じゃぁ、かっ飛ばすぜ!!!そーれ!」


「いやぁゃぁぁぁぁあ!!!!!!!」


その後、あっという間にフェアリー族の王国にたどり着いたが、何故かシスカだけが放心状態になってしまった。




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