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家族会議前

晩餐室。


テーブルの上には豪華な料理が並べられ、父さんが中央に座り、その右手側に母さん、左手側にランス、俺、プータンが座っていた。


『うま!ガツガツ

!うまいどぉ!ガツガツ!!!』


いや、騒がしく料理を食べていた。


なんでも干草と夢以外食った事がなかったらしく、初めての料理の味に歓喜したようだ。


しかし辺りに食べカスがよく飛び散る。


「お前もっと行儀よくちて食べろよ!」


俺はプータンを叱りつけるが母さんがプータンを庇う。


「大丈夫よハル。初めは皆んなこんなものなの。ハルもランスも小さな頃は手掴みで汚かったでしょ?」


「ふっ。僕はしょんなんじゃなかったね。人間と豚をいっちょにされちゃ困るよ母さん」


『#おデェバ豚だでぇーど__オデは豚じゃねぇど__#!!!』


「うっせぇ!口の中無くなってからちゃべれ!バカ!!」


俺のツッコミを他所にランスは豚が家にいる事に興奮していた。


「ねぇ父さん。飼うの?飼うんだよね?」


「あぁ。飼うっていってもハルの従魔だけどね。」


父さんは苦笑いで返す。


『マジうめえど!人間てのはこんな上手い飯をくってるかど?これなら夢を食わずでも満足どぉ!!』


〇〇


翌日。


帰るなり早々にシャルべ領内貴族会議が明日急遽行われる事となり、前日の今日の屋敷は慌ただしかった。


ドルデの件が絡んでいる事は間違いないだろう。


俺も何か手伝おうかな?とも思ったが、父さんは忙しそうにしていたので声もかけれず、父さんから俺に何か言ってくる訳でも無かったので、ここは父さんに任せる事にした。


何かあれば言ってくると思うしね。


そして現在俺はどうしているかと言うと、ランスと子供部屋にいた。


プータンも連れてこようと思ったが、母さんがやけにプータンを気に入り連れ去ったので今日はランスと二人だ。


お互い居なかった時の事を報告をしあう。


俺の報告を聞いたランスは驚いていたが、俺はランスの話を聞いた方が驚いた。


何でも俺がシャルべ領を出る前にランスとやっていた魔力循環により魔力強化されたランスの実力は、学校側の講師達も驚愕するものだったらしく、もう一度教会にてステータス確認をしたらしい。


すると今まで無かった筈の【戦神の守護】の称号が追加されていたらしく、更に皆が驚愕したらしい。


「えっ!?ってかアレは元々ちゅいてたんじゃなかったのか!?」


「えっ!?ハルはこの事知ってたの?なんで教えてくれなかったのさ。」


「いや、別におちえなかったわけじゃ‥」


そう。別に教えなかったわけじゃない。


だって凄いって言ってたから知ってると思ってて、初め見た部分の伸びた分だけ伝えればいいと思ったからだ。


そして更にランスの一言で俺は固まった。


「なんでもこの戦神の守護ってのは使徒様の眷属になるらしくて、それが現れたという事は近い将来に使徒が降臨する兆しがあるんじゃないかと噂になってるんだよ。使徒様ってどんな人だろうねぇ?」


嬉しそうに話すランスに対して俺は白目むく。


それ俺です!!!


そんなツッコミを入れれる訳もなく、ランスがさっそく将来使徒に貢献する為だといって魔力循環を俺に頼んできたので、それで一日は過ぎてしまった。


そして就寝前。


ふとチャコが話してくれた歴史を思いだす。


確か沖田は12人の将軍を育てたとか言ってたよな。

それにジジイの話でも、その配下に12神いるとか言っていた。


妙に繋がるな。


もしかして使徒である俺の眷属ってランス合わせて後11人いるとか?


考えすぎか?と、そこで思考は停止し、意識を手放した。


〇〇


翌朝。


この日はランスの学校が休みという事もあり、ランスとプータン2人と一匹で行動を共にする事となった。


だが、この日は貴族会議でシャルべ領内に貴族が多く集まる為、屋敷内でのレビテーションは禁止となっていた。


ランスとの歩幅を考えるとこのままでは行動を共にしにくい。


なので、俺は敷地内にある薪割り場にプータンとランスと行った。


まだ切っていない大きな薪と、何処からか拾ってきた鉄の板、そして油を用意してクリエティブする。


ランスはその行動に驚愕するが、すぐに出来た物への興味心の方えと移り変わる。


俺が作ったのは何を隠そう、とても簡単な作りではあるが木の小型台車だ。


薪を台車の様な形に変形させて、鉄の板は車輪の中心となる部分として棒状に作り上げ、台車と接続、そして接続した部分の摩擦がかかりやすい場所には油を使ったという訳だ。


「ハル凄い!!!」


『!!?』


ランスが感動して俺に言う。

プータンは言葉には出さないが口を開けて驚いている。


俺はその言葉と驚き様に、性格上調子乗らずにはいれなかった。


「まぁねぇ。俺だち。だって俺だしぃ。さぁ俺とプータンがコレに乗るからランスは後ろから押ちてね。」


「うん!わかったよ!」


ランスを使って悪いが、これが一番効率いいのだ!ランスも楽しめるなら尚よし!


こうしてプータンと俺は台車に乗りこみ、ランスに後ろから押してもらう事で屋敷内をまわろうとしたその時。


「よーし!いくぞぉ!」


お約束かの様にランスが勢い良く押す。


「ちょっ!か、加減を!?」


『おぉい!マジかどぉ!!』


ドガシャァン!!!


壁に衝突し、究極痛い。


やっぱり子供のする事はわからん!


〇〇


それから昼過ぎ辺りから、シャルべ領の貴族達がゾロゾロと屋敷に集まってきた。


俺らは大ホールの2階から入ってくる貴族達を見ていた。


どうやら会議の後は晩餐会も企画しているらしく、貴族婦人やその子供達まで来ていた。


そしてその中に一際ガンをくれて威張り散らす奴がいた。


頭バーコードに片目レンズをかけた醜く太った40代程の男だ。


「なんだあの豚みたいなやちゅ。」と俺が発言するとプータンが『俺様はお前とあってからよく豚と言われるが、アレと同類とは心外だど。』といった。


確かにな。


そんな風に考えていると、隣で一緒に見ていたランスが小声で言う。


「あれはガルバドス子爵だよ。小さい頃に会ったことあるんだけど、近くにいくと香水をいっぱいふってる所為か分からないけど究極に臭いし、僕の苦手な人なんだ。」


確かに臭そうだ。いや見るからに臭そう。


 もう!いや!不潔!触らないで!!っていいたいぐらいだ。


必要な事なので口説くいっていやった。


けどガルバドス子爵ってどっかで聞いたような‥って、あ!


ドルデの依頼主!!




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