循環した結果
あれから早くもまた10か月の月日が流れ、俺は1歳と八か月となった。
この頃にはもう歩けるようになったので、レビテーションは使わず移動していた。
ずっとレビテーションだと筋肉が衰えるからな。運動は大切なのだよ。
また、魔力循環も毎日の様にランスとした結果、数値が伸びた。
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ランス・フォン・エステード 7歳
種族・人族(エルフの血を受け継ぐ者)
性別・男
Lv 1
魔力量 8
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固有スキル。
剣術(Lv3)魔法剣術(Lv2)探知(Lv:2)火属性耐性(Lv2)
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適正スキル
火属性(Lv3)風属性(Lv3)光属性(Lv2)無属性(Lv2)
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加護
戦神の守護
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ほう、適正属性のレベルまであがるのかとぶつぶついっていると、ランスが驚愕した表情をしていた、
「凄いよハル!!魔力量8なんて王宮魔術師でもそう易々とはいないレベルだよ!魔力循環すごい!なんで皆んなやらないのかなぁ?すごーい!!僕強く慣れた気がするよ!!」
ランスはとても驚き高揚していた。
8で凄いのか!?
それよりも王宮騎士団で魔力量8はそうはいないという事は最高基準値が10という事なのだろうか?
と、いうよりもランスの言う事も正しい。
たかが10カ月でこれだけ成果を上げれるのならば王宮魔術師団とやらには10を最高として3だったとしても3年あれば余裕でトップにたてるんじゃないか?何故皆しない?
そして俺はと言うと、
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ハル・フォン・エステード 1歳
種族・人族(エルフの血を受け継ぐ者)
性別・男
Lv 1
魔力量…+8
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固有スキル。
翻訳(Lv10)完全記憶(Lv10)鑑定(Lv2)探知(Lv:2).隠密(Lv1).#創造魔法__クリエイティブ__#(Lv10)全属性耐性(Lv10)+10
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適正スキル
火属性(Lv10)水属性(Lv10)風属性(Lv10)土属性(Lv10)闇属性(Lv10)光属性(Lv10)無属性(Lv10)
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加護
全守護神の加護。
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魔力量があがり8になっていた。
ってこは何か?王宮魔術師にもなれる逸材というわけですか?
っつかこの+て何だろう?
ま、いっか。
後は固有スキルの鑑定と探査は前よりも勘が鋭くなった気がせんこともない。
適正スキルに限っては上昇を見られなかったが、レベル10が最大だとすれば当然の結果なのだ、だが固有の全属性耐性がそれを超えている以上、なんらかの方法で上げる事は可能なのかもしれん。
そしてこの俺の結果についてだが、実の所まだランスに伝えた事がない。
つまりランスは自分のステータスは知っていても俺のステータスは知らないのだ。
何故教えないのかだって?
まぁ、教えるタイミングが無かったんだよ?それに加えてランスの話を聞くにやっぱり俺のステータスは異常なのかもしれない。
だから誰かに見せる前に、父あたりに一度状況を説明した後のほうがいいだろうと判断してのことでもある。
明日辺りに父に一度相談してみよう。