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ステータス比較

「ランス坊っちゃま。お帰りなさいませ。」


「やぁガルダモ。それにハルも」


ランスを俺と一緒に迎えたのはこの屋敷の執事であるガルダモだ。


年齢は40歳でかなりの細身で顔立ちはかなり真面目そうな感じなのに白髪混じりの髪をビシッと七三に分けている為、かなりフザケだ感じにみえる。


しかし、しっかりと仕事はこなすため、皆からの信頼は厚いようだ。


(ランス!早速だけど付き合ってくれないかな?)


俺はランスにだけ念話で話しかける。


因みに俺は浮遊しながらで念話で喋っていても癖で言葉も発してしまっている。その為書斎の時同様に「ちゃんて!!ちゃっちゃりょうる?」と意味のわからん言葉を発している。


 それなのにランスや父さん母さんには伝わっているように見えるので、初めメイドやガルダモは驚きを隠せなかったが今はもう慣れたものだ。


「早速?今日は何をするの?」


ランスは首を傾げたが、とりあえず書斎でと伝え、再び書斎に戻る。


(早速だけど、ランスのステータスが見たいだ。手を貸してくれないか?)


「手?っつかハルは他人のステータス観れるの?」


ランスは驚く表情をみせる。


(ん?あぁ。今日やってみたらできたんだ。だけど自分のステータスしか知らない俺じゃ他人と比較しようがなくってね。だからランスのを見てみたいんだ。)


「そういう事ね。だけど僕のは少し人とは違うらしくて比例になるかな?」


(ん?それはどういう事だ?)


「えーとね。ハルはまだ0歳だからやらないけど、3歳になると教会にある水晶に触れてステータスを見る事ができるんだけど、僕の場合その時に皆んなからとても驚かれるステータスだったんだ。だから自分でいうのもなんだけど結構凄いんだぞ。」


ランスはすこし自慢気に胸をはる。


(ほう。そいつは楽しみだ。)


3歳といえばこの世界で丁度保育園に通う頃だな。


そんな制度があったとは知らなかった。


さて早速みるか。


俺はランスの手を取りステータスを発動。


========================


ランス・フォン・エステード 6歳


種族・ハーフエルフ


性別・男


Lv 1


魔力量 5


============================

固有スキル。


剣術(Lv3)魔法剣術(Lv2)探知(Lv:2)火属性耐性(Lv2)

============================

適正スキル


火属性(Lv2)風属性(Lv2)光属性(Lv1)無属性(Lv2)

============================

加護

戦神の守護


============================


  「どう?なかなか凄いでしょ。僕は珍しくも魔法属性を四つも持つ者で、将来魔法剣士にもなり得る素質をもっているんだよ。あと神の守護は本当に稀なんだって。見直した?」


自慢気にするランス。今宵のランスはよく喋る。


 しかし、神の守護はまだしも属性四つでそんなに珍しいのか?


 一般だと一つか二つが普通なのだろうか?


 というか固有スキルが俺と全然違くね!?


 剣術とかあるし!俺もほしいし!バッサバッサきりたいし!


 オッホン話がそれたか。


 あとはレベルだな。ランスと俺のを比べると明らかにレベルの違いが見て取れる。


 けど、この数字の感じをみるに


(ランス。付かぬ事を聞くが、ステータスとはレベルが上がらずとも数値をあげる事は可能なのか?)


「え?それは当然だよね。その為に訓練するんだもん。」


やはり!!


この世界のステータスは訓練で伸ばせる。


(なら魔力量の増加、剣術を習う事で固有スキルを増やす事も可能なのか?)


「もちろんだよ。けど才能がなければ成長は止まっちゃうんだって。先生がいってた。」


ほうほう。と腕組みをし俺は何度も頷き理解する。


(剣術などは後から習ってみるとして、今現時点で俺ができそうな事といえば魔力量増加か。魔力量増加はどうやってするんだ?家でもできるのか?)


「え?出来る事は出来ると思うけど。やるの?」


(勿論だ。)


「うーん。じゃぁ特別に教えてあげる。たまには兄貴っぽい事しなくちゃだよね。」


ははは。と、苦笑いする俺。


こうして会話が出来るようになってからどっちが年上か分からなくなってしまったが為、ランスなりに思う所もあるのだろう。


こうなれば仕方ないのだ。だって精神的には大分と上だもの。


さて、ランスに教えてもらった方法だが、基本魔力を上げる方法としては一度身体から魔力を出して循環させる必要性があるらしい。


でだ。その循環させる方法が3つあるらしい。


一つ目は一人で大気中にある魔素を体に取り込み体の中の魔力と混ぜて体中に巡らせる意識で循環させる事。

 これはいいな!今度やってみよう。


二つ目は対人と協力。

やり方は相手と両手を合わせて、どちらか片方の手から互いに相手へと魔力を流し込むというものだ。

そうする事で魔力を入れ替え循環させる事ができ、尚、相手との魔力流出量と合わせないと効果が得れない為、集中力も必要とされ魔力操作も向上する。これをする事で、普段10まである内の8を使う魔法をこの魔力循環の訓練でより最小限の4までに抑える事も可能になるのだそうだ。


 やはり一人でやるよりも誰かとやるほうが効果は高いということか。


三つ目はは魔水晶というアイテムを使う事だ。

やり方は1と同様に魔水晶に片方の手から魔力を流し込む。すると、流し込まれた魔力は魔水晶の中でぐるぐる循環して、もう一つの手の方へと魔力を流動させるものだ。


 魔水晶は人に膨大な影響力を与えるらしく、それだけで大きな魔力を身につけやすいのだそうだ。


それを聞けば魔水晶いいじゃん!ってなるが魔水晶は超絶レアで、世界に一つしかなく。またこの国の王が秘宝として大切に保管しているらしい。


なので借りる訳にもいかず却下だ。


っつかランス君!無理なら初めから3は俺に伝えないでくれよ!まぁ知ってて損はないだろうけど!!


まぁそれは置いといて、やってみる事となった。


勿論、対人となるのは兄であるランスだ。


「実際こうする事は教わったけど、やった事がないんだよね。だって‥ほら‥恥ずかしいだろ?。」


(‥だろうな。)


向かい合って両手を合わせるってのはなかなかに恥ずかしい。


いや超絶にだ!


だがこれはランスだからできる。

ランスはまだ子供だし、俺もまだ赤ちゃんだ。

 

 なんら変な光景ではないはず!!


(じゃぁ、魔力を流すっていう感じが分からないからランスからやってみてくれ。)


俺がそう言うとランスはコクっと頷いた。


「わかった。」


ランスは集中し始めて俺を見る。


そして見る。



更に見る。



見る。見て!見る!!


(ランス!!お願いだから目を瞑ってくれ!!)


「あっ!ごめん。あ、改めて始めるよ。」


(あいよ。じゃぁこい!)



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