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巡る導師に惚れぬものなく  作者: 亜城優


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魔女と忍者も加えて

一人称と口調とシアンの呼び方とが、キャラが増えるごとにどんどんわからなくなっていきます。でも表計算わざわざ使うのもなあ。

ドーン


「にょわ〜。ん?またお主でござるか」


「……こんにちは。オボロちゃん。また鍛錬してたの?」


「さよう!もしやお主も鍛錬の途中でござったか?」


「いや。私は今東の街に向かって旅をしていてね。で、……」


「ややっ!よく見れば人がたくさんいたでござる!もしかして皆で旅をしているのでござるか?楽しそうでござる!」


「いや、実は……いや。ねえ、アリア」


「ええ?」


「アドリアまで一緒に行かない?」


「……そうねえ。シアンさん」


「どうしたの?」


「一つ約束してくださるのなら、おとなしくついて行って差し上げます」


「聞いてみようかな」


「旅の途中、私たちを楽しませてくださること。できるわね?」


「努力しようかな」


「では決まりです。カノン!ルナ!しばらく一緒に行くことになったわ」


「そうなの?お兄さん、そんなに私と遊びたかったんだあ♡」


「シアンくんで遊んでいいの?」


「ほどほどにしておきなさいね」


「はーい!」


「……オボロも一緒に行かない?」


「む。拙者でござるか?そうでござるね。楽しそうなので、お供するでござる」


大所帯になったなあ。


歩き始めてしばらくしたころ、アリアから話しかけられた。


「そういえばシアンさん。この先の山。その麓の洞窟に住むドラゴンについてはご存知かしら」


「いや。知らないな」


「あそこにはね、呪われたドラゴンが住んでるの。もともとネブラさんの一族に近い存在だったらしいのだけど、あまりにもヤンチャで、天界に唾吐く行為を働いたそう。で、元々は龍姫だったのに、今はただのドラゴンに成り下がって、洞窟に住んでるというわけよ」


「へえー。……でもどうして突然その話を?」


「あら。わからないのかしら」


「……どうかな」


「うふふ。わかってるんじゃない。当然見に行くに決まってるでしょ。あの騎士さんたちもいるんだし、問題はないわ。あの子相当な手練れよ」


「雰囲気はあるなと思ってたけど」


「王都の騎士でしょう。それもかなり高位の。秘書官もそれなりね」


王族に近いから、上品な雰囲気だったんだろうか。また仲良くなれたら聞いてみたいな。そんなことを思った。

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