断罪天使
「異端者シアン。あなたを断罪します!」
びっくりした。寝て起きたらいきなり薄着の女の子が現れて、断罪しますなんていうんだもの。でもよく見たら頭の上に輪っかがついてる。白い翼も生えてるし、天使?とりあえずユキとキョウカを起こさないように、そっと部屋を出る。
「……おはよう。どちらさまだっけ?」
「この格好を見ればわかるでしょう!この光輝く美しきビキニアーマー!誇り高き上位天使にしか見に纏うことを許されぬ代物ですよ!」
「上位天使さんか。お名前はないのかな」
「人の身で我が名を知ろうとはおこがましい。しかし赦しましょう。なぜなら私は誇り高き……」
「……」
「……おほん。ラウラです。ラウラ様とお呼びなさい」
「ラウラちゃんは私になんの用なの?」
「……」
「……」
「……まあいいでしょう。異端者シアン。あなたは本来この世界の人間ではないにも関わらずこの世界に降り立ち、数々の少女達を手籠にしてきました。この行為は我らが少女神、クララ様への叛逆にも等しき行為です。よってあなたを断罪しなければならないのです」
まあ割とよくない行いをしてきたかもね。昨日の会話とか聞かれてたのかなあ。でもそんなことより……
「ねえラウラちゃん。良かったらデートに行かない?」
「は?」
もう振り切れちゃおう。ラウラちゃんも美人さんだしね。
砂漠を歩いてた頃のシアンは死にました。




