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巡る導師に惚れぬものなく  作者: 亜城優


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作戦会議

「さて、肝心の秘宝じゃが、おそらくこの森の中にある」


「どうしてそうおもうの?」


「……わしと姉様はドラゴンじゃ。空を飛んで移動しておった。この森も空を飛んで通過する以上、ただの通過点良過ぎぬ。ところが帰る日に欲張って色々食べすぎての。ちょうどこの森の上あたりで一眠りしたくなったのじゃ。ほれ、血糖値スパイクとかいうやつじゃ」


「それで、一眠りして起きたら、秘宝が亡くなっていたの?」


「まあ、そういうことになるかもしれんの……」


とんだお間抜けさんじゃないか。ネブラ以外の五人はみんなそう思ったが、しょんぼりしているネブラを見ているとかわいそうで、とても口には出せなかった。


「秘宝ってのはどんな形なのさ」


「球じゃ。オレンジ色にぺかーっと光り輝く、美しい球体なのじゃ」


「大きさは」


「ふむ。だいたいこのくらいかのお」


手と手で大きさを表そうとするネブラ。


「40cmぐらいかな。思ったより大きけど」


「この広い森の中で探すとなると、かなり大変な作業になりそうですね」


「……すまんのお」


「……別にやれないとは言ってないでしょ。一度やるって言ったからには付き合うから」


「遠くに行くかもしれないから、年のため二人一組で固まって探すことにしよっか。私はキョウカちゃんと一緒に行くから……」


ユキが目配せをしてきた。


「マコト。私と一緒に行ってくれるかな?」


「あっはい。私でよければお供します」


「じゃあわしは此奴と一緒かの」


「よろしくねー」


「……なんとなく不安じゃのお。おぬしら!わしらの分まで頑張ってくりゃれ!」


「失礼な!お姉さんを舐めすぎだぞー」


そういうことになった。

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