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要は口説くきっかけが欲しいわけで
でもやっぱりおっかないからなー二人とも。どうしようかなー。なんて思いながら今日もケンカする二人を遠巻きに眺めていると、
「シアンさん」
「んっ!あ、ああ。どうしたの?ユキ」
ユキにそっと耳元で囁かれた。めちゃくちゃびっくりした。
「ごめんなさい。びっくりさせちゃって。」
「いや」
「実は二人のことなんですけど」
「……喧嘩を止めて欲しいってこと?」
「それもそうですが、もっと根本的に解決できないかなあと」
「そうだね。私も何か方法がないか考えていたんだけど」
「困っている女の子を助けて回るのが存在意義、なんですもんね?」
こちらを見つめ、にっこりと微笑みながら言うユキ。ユキは思ったより強かな子だなあと思いながら。でもそりゃそうだよね。バンドの調整役。誰よりもみんなのことを考えているからこその言葉なんだろうなあ。
「とりあえず作戦会議でもしようか」
「はい!」
「おもしろそうだねー。私も混ぜとくれよー」
三人で知恵を振り絞って色々策を考えた。ユキ以外あんまり役に立たなかったけど。




