Diary.04
#07
少女は失恋してばかりだったが、支配欲のほとんどを仕事に注ごうとしているようだ。少女は恋愛に生きている。そして笑いをこよなく愛している。恋愛と笑いを取ったら、もう彼女には何も残らない。そんな少女の目線は、今もオジサンに注がれている。少女はオジサンに恋をしていた。そして、彼女のパートナーには、オジサンしかあり得ないことは、誰が見ても明確だった。もちろん、私が見ても。
少女は、オジサンを不思議に感じていた。ほぼ誰とも交わらずに年を取ってきた、オジサンにかなりの不思議さを感じて、気が付けば好きになっていたのだ。フシギという言葉に、なぜ【不思議】という三文字の漢字が選ばれたのか。それくらいの疑問を少女は、オジサンに抱いていると思う。私は神様だけど、あの三文字の選考理由は分からない。
これは神様らしからぬ、妄想混じりの憶測なのだが、二人は二つの意味でのパートナーになる。絶対になる。いや、なったりならなかったりするだろう。神様でも、パートナー断言を出来るほどのものではないから。前回から、若干キャラクターを変えてはみたものの、お尻キャラを越えてくるものはなくて、以前との差は歴然だ。
お笑い的にも好きだが、恋愛対象として少女はオジサンを見ている。ひとりの男として見られたことがなかったオジサンに、素直に惹かれていった少女の心の美しさが、今は際立っている。今までもこれからも、オジサンに好意を抱く女性は少女ひとりと出ている。あらっ、なんか占い師っぽくなっちゃったな。出ている、とかそういう言葉を使ってしまった。
オジサンはというと、今まで女性はおろか男性とも接して来なかったので、少女と話すときの後退りが甚だしかった。正面から向かっていかず、少女にお尻を向けてしまうことも多かった。ああ、ここは背中を向けると言った方が正解だったよね。アハハ。無理矢理にお尻という言葉を使おうとするとこうなる。ボケようとすると、いつもこうなる。微妙な空気になる。失敗だ。
#08
少女の恋愛対象に区切りなんてない。どんな年齢の人物だって、どんなお金がない人物だって、恋をする。それが男性でなくても、それが人間でなくても、恋をしてしまうだろう。少女はそんな人だ。少女はそんな少し変な女性だ。褒めることが好きな少女と、褒められることが嬉しいオジサンは、とても相性がいい。占い師ではないので、具体的な相性のパーセントは分からないが、かなり高いのは確かだ。
私は占い師ではないが、神様であるので、占い師よりも正確な指摘をすることが出来るだろう。みんなに当てはまることを、言って言いまくって当たっていたら、あたかも知ってましたよ、みたいな顔になる。そんな占い師も、少なからずいるだろう。それが占い師の基本なのだから。
もしも、私が占われる立場にあったとして、私に、みんなに当てはまるであろう「尻好きじゃない?」ということを言って、当ててくることもあるだろう。そんなのは、占いではない。それは、あるあるネタの押し付けのようなものだ。人類みんなお尻好き、みたいな言葉もあるくらいだから、そんなの当たり前のことだ。ってそんなわけないか。




